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TOSSランドNo: 6026072 更新:2012年12月31日

開脚跳びの指導における「要素」「順番」「指導の言葉」


1 跳び箱がとべない子への指導における「要素」

 跳び箱がとべない子指導における「要素」は,以下の5点であると考える。(『跳び箱は誰でも跳ばせられる』p205より引用)

(1)両手で体重を支えること
(2)体重移動を体感させること
(3)助走してきて両手をそろえること
(4)一歩助走から跳びあがること
(5)未知の動きに対するこわさをとりのぞくこと

 以下に,この5点についてくわしく述べる。

(1)両手で体重を支えることについて

 向山氏は,両腕の力が弱い児童をもつ母親に「寝る前に,はいはいをした遊びのようなものをさせるように考えてみてください。(『跳び箱は誰でも跳ばせられる』p205より引用)」というアドバイスをしている。授業の中で行うなら、手押し車などの準備運動を取り入れることがよいだろう。

(2)体重移動を体感させることについて

 向山氏は,腕を支点とした体重移動について,「跳び箱を跳ばせられるかどうかは,このことにつきるといっても過言ではありません。(『跳び箱は誰でも跳ばせられる』p13~14より引用)」と述べている。跳び箱をとべない子への指導における中核といえる「要素」である。腕を支点とした体重移動を指導する際は,当然以下の指導法で行う。

向山式指導法A式 B式

 A式とは,①跳び箱をまたいで座らせ,②腕をついて跳びおりさせる方法である。③通常であれば,5,6回やらせる。
 B式とは,①教師が跳び箱の横に立ち,②走ってくる子の腕を片手でつかみ,③おしりを片手で支えて跳ばせる方法である。④「もう大丈夫だな」と思ってから,2回ぐらいよけいに跳ばせる。⑤そして,手で支えるふりをしながら,突然に手をひっこめる。
 向山氏が,95.7%の成功率と述べている指導法である。

(3)助走してきて両手をそろえること(4)一歩助走から跳びあがることについて

 向山氏は,「跳び箱の前で止まってしまう子」の原因を,次のように述べている。「「運動の連結」ができないのが原因である。つまり協応動作ができないのである。(『跳び箱は誰でも跳ばせられる』p120より引用)」(3)(4)も,これと同様に,協応動作ができないことが原因であると考えられる。さらに向山氏は,「連結の技能は,リズムの運動と深いかかわりがある。『跳び箱は誰でも跳ばせられる』p187より引用)」,「リズム系列の運動をくりかえし,学習させることが大切と思える。『跳び箱は誰でも跳ばせられる』p120より引用)」と述べている。具体的には,なわとび,スキップ,けんけんなどになるだろう。

(5)未知の動きに対するこわさをとりのぞくこと

 向山氏は,未知の動きに対するこわさをもつ子に対しての指導を,次のように書いている。「跳び箱にすわらせ,その前にしゃがみこんだ。私の両手の上に足をのせて,それから,手で体重を支えるようにさせてみた。『跳び箱は誰でも跳ばせられる』p204より引用)」また、次のような指導も書いている。「私は一緒に跳びおり,ついで,手をしっかりにぎって跳びおりさせ,更に小指だけからませてやらせてみた『跳び箱は誰でも跳ばせられる』p204より引用)。」この2つの指導から考えられることは,こわさをとりのぞくには,まず安心感を与え,徐々に徐々に負荷をかけていくということである。できるかぎり細かいステップを用意する必要がある。

2 跳び箱がとべない子への指導における「順番(組み立て)」

 跳び箱がとべない子への指導における「順番(組み立て)」は,以下である。

向山式指導法A式→B式

 ただし,両手で体重を支えることができない,助走してきて両手をそろえることができない,一歩助走から跳びあがることができない,未知の動きに対するこわさがあるなどの場合は,A式の前,(または後)につまずきに対する指導を行う必要がある。

3 跳び箱がとべない子への指導における「指導の時の言葉」

 A式を行う際は,以下のように言う。

跳び箱を跳ぶというのは,このように両腕で体重を支えることなんだよ。
体重のかかり方が,かわるだろう。


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