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TOSSランドNo: 3732806 更新:2012年10月25日

台数が足りないときの“ミシン”実習のシステム


「ミシンが人数分ない」というのは、どの学校でも同じである。小規模校でない限り、1人1台のミシンをあてがうことは難しい。
普通に全員を家庭科室に連れて行き、ミシン実習を行うと、「①することがなくて、遊びだす」「②何もせずにボーっとしている」子がほとんどになる。ほとんどの子が時間を無駄に過ごす。
しかし、ミシン実習も「システム化」しておけば、どの子も作業し、家庭科の力をつけることができる。
私の勤める学校には、31人で7台のミシンしかなかった。そこで、次のようにシステムを組んだ。

ポイント1 男女の2人組を作る

実習を始める前に、子どもたちを男女2人組を作らせる。通常、座席の隣同士である。人数が奇数のときは、1つだけ3人組を作る。
これを、「男子ー男子」「女子ー女子」のペアにしてはいけない。作業をするよりも、おしゃべりの方が楽しくなり、実習が進まなくなる。

テキストを記入して下さい

クラスを半分に分ける。このとき、最初の男女2人組は必ず同じグループにする。だから、31人の場合、「15人」と「16人」となる(30人の場合、「14人」「16人」となる)。

ポイント3 片方のグループごとにミシン実習を行う

子どもたちに次のように指示する。

指示1:

「実習は半分のグループごとにします。今日は、Aグループがミシン。次の家庭科の時間は、Bグループがミシンです」

ポイント4 ミシンを使わない子は、「手縫いのぞうきん」を縫わせる

Aグループがミシンを使っている間、Bグループは暇になる。そこで、Bグループには「手縫いのぞうきん」を縫わせる。
これで、A,B両方のグループが作業をしていることになる。
手縫いのぞうきんは、次の3点に気をつける。

1.周りを縫って、中はイギリスの国旗形に縫う。(縦、横、斜め)
2.縫い方は自由。ただし、できるだけ細かい目で縫う。
3.目が粗ければ、糸をほどいてやり直し。(女子はこういうことを嫌うので、もう1枚作らせる)

ぞうきん用の手ぬぐいは、基本的には家から持ってこさせておく。ただし、授業中に終わってしまう子がいるので、その子には教師が準備しておいた手ぬぐいを貸し与える。

ポイント5 ミシンを使うときは、ペアで見合いっこさせる

ミシンを使っているグループで、一番困るのは「ミシンの故障」である。その原因は、「押さえをしていなかった」「針をきちんと入れていなかった」「下糸がもともと絡まっていた」など、子どもの使い方ミスによるものがほとんどである。
そこで、ミシンを使うときには、1人が縫っているとき、もう1人がその様子を見て、アドバイスするシステムにしておく。
男女ペアにしておくのは、機械に強い男子と家庭科の学習に強い女子をペアにしておくことで、ミシンが故障したときは男子が、使い方が分からなくなったときは女子がお助けに入ることができる。

ポイント6 ミシンは、「1か所縫ったら交代」

ペアでしていると、やんちゃな男の子がミシンを独占してしまい、女の子が縫えないという状態が生まれることがある。
私は、次のように指示する。

指示2:

このエプロンの上が縫えたら、ペアの人と交代。ペアの人が上を塗ったら、また交代して横を縫う、という風にやります

全員が同じ分量だけ縫い進めていくので、独占していれば一目瞭然になる。
1か所交代で縫うことで、どの子も確実に実習を進めることができる。

おまけ 教師は「故障したミシンの修理屋さん」に徹する

ミシンは故障することが多い。だから教師は記録写真を撮りながら、ひたすら故障したミシンを直し続ける。このとき、次の3つの道具があると便利である。

1.リッパー(下糸が絡まったときに、切るのに便利)
2.+ーのドライバー(ミシンの中を調べるときに必要)
3.糸切りバサミ(何かと便利)

ミシン実習は、システムを作ることで、子どもたちに「縫う」力をつけることができる。


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