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TOSSランドNo: 2320523 更新:2012年11月29日

服装が乱れ始めたときにする語り


今週、学校生活の中で気になることが出てきたので書くことにしました。
ほんの小さな出来事なのですが、見過ごすことはできません。中学校の教員を15年間続けていると、「あの時の、あの行動から生活が崩れていった。」と思い当たることがあります。それらに共通しているのは、実に小さな出来事です。
「これぐらいは心配いらない」「いずれ気付くときが来るだろう」と思っていたことが、それから数か月後、大きな事件に発展したことが何でもあります。教師としては、実に悔やまれることです。
何事もそうですが、最初の指導が大切です。その時期を逸してしまっては、改善するのに何倍もの時間と労力を必要としてしまうのです。

2年生での授業が終わり、職員室に向かう廊下での出来事です。
1年生が音楽の授業道具を持って歩いてきました。私の1m前を2年生が歩いていました。1年生は同じ部の先輩である2年生とすれ違う際に、「こんにちは!」と元気な声で挨拶をしました。実にすがすがしい声でした。部活での築いた信頼関係を、その「こんにちは!」という挨拶から感じました。その2年生は、何度か私に「1年生の挨拶ができていないんです。敬語も使えません」と訴えてきた生徒でした。

さて、その2年生は「こんにちは!」と言った1年生に、どう対応したのでしょうか?

何と、何も反応をせずに通り過ぎて行ったのです。
「何も」というと語弊があります。一瞬、その1年生を見たものの、視線を変えたのです。いわゆる、1年生を無視して通り過ぎたのです。

その2年生の心の中が見えてくるでしょうか?

体調が優れなかったのかも知れません、何かイライラすることがあったのかも知れません。それは、その人の都合です。1年生が「こんにちは!」と言ったのです。「2年生は、その1年生にどう対応するべきだったのか?」は、誰もがわかるはずです。

3日(月)、全校集会がありました。
全校集会は制服着用です。ここでも、私は首を傾げたくなる場面に出会いました。
まずは靴下です。女子は、この日から夏セーラー服になりました。多くの生徒が、靴下を着用します。ジャージの場合、どんな靴下をはいていても目立ちません。そもそもジャージはラフな服装なので、ある程度の自由さも許されるでしょう。
しかしながら、制服はフォーマルな服装です。当然ながら、その服装にあった靴下があります。中央中学校では、「白の靴下」と生徒に伝えています。問題は、この「白の靴下」の解釈です。
この言葉を聞いて、どう解釈を加えるのか?
それは、その人の心が決めるのです。

1年生の時の解釈を、2年生になった途端に変えてしまう生徒がいます。「白の靴下」は、あくまでも「白の靴下」です。大きな模様が何個もついた靴下や大きなラインの入った靴下を、どうして「白の靴下」と解釈できるのでしょうか。こうした自分勝手な解釈から規律というのはねじ曲げられていきます。
さらに、その人にとっても、決まりに対する「守ろう」「守らなければならない」という意識を次第に薄らいでいきます。なぜなら、そうしなければ自分の解釈の正当性を訴えることができないからです。

スカートの丈や学生服からシャツを出すことも同じです。
基準は明確に示されています。4月、最初の学年集会で学年主任の古川先生が、その意味も伝えています。その時は、しっかりと守られていたのです。それは全員が知っています。全員で確認したのですから、忘れている訳がありません。

なぜ、2か月過ぎたら、自分勝手に解釈を加えていくのでしょうか?

その人の行動は、その人の心が決めます。
逆に言うと、行動のすべてが、その人の心の表れなのです。

私と目があった瞬間、かばんで自分のスカートの丈を隠した生徒に会いました。私は、とても悲しい気持ちになりました。

なぜ、私が悲しい気持ちになったのか?

心ある人ならば、容易に想像できるでしょう。
決まりを守るのは簡単なことではありません。「自分勝手な気持ち」に打ち勝たなければならないからです。
是非、強い気持ちを持った生徒になってほしいと思っています。


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