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TOSSランドNo: 9946041 更新:2012年12月31日

最上級生になる子どもたちへの最後の授業


発問1:

 「正義の味方」と聞いて思いつくのは誰ですか。

「ウルトラマン」「タイガーマスク」「ルフィー」・・・
全ての意見を認めた上で、
「先生が一番好きなのはこのヒーローです」とアンパンマンを見せる。
続けて、アンパンマンが頭を食べさせている場面を提示する。

発問2:

前から不思議に思っていたんだけど、なぜアンパンマンは自分の体を他の人に食べさせるのでしょうか。

列指名等であてる。
アンパンマンの作者、やなせたかしさんの写真を提示する。

説明1:

アンパンマンをこの世に生み出したのは漫画家のやなせたかしさんです。やなせさんは小さい頃からテレビのヒーローものが大好きだったそうです。でも、 テレビを見ていてどうしても納得いかないことがあったそうです。それはなんでしょうか。

ヒーローものの代表として、ウルトラマンがバルタン星人と町中で戦っている場面を提示する。
途中、ヒントとして、「○○に○○ない」
さらに付け加えて 「町中で大暴れして建物を壊しているのに ○○に○○ない」と提示する。
答えは、「町中で大暴れして建物を壊しているのに 被害者に謝らない」である。 

説明2:

やなせさんは、ウルトラマンたちが町中をメチャメチャにして戦っているのに、そこに住んでいた人たちに謝らないことがずっと納得できなかったのです。やなせさんは言います。「正義の味方と言うけれど、本当の正義っていったいなんだろう。」

資料を読む。児童の実態によっては子どもに交代で読ませてもよい。

<資料1> 

本当の正義とは?                              やなせたかし 

 ぼくがまだ小さい子どもの時、遠くの町へ遊びにいって財布を落してしまいました。ぼくは何も食べることもできず、第一、電車のキップを買うお金がありません。日暮れは追ってくるし、まわりは知らない人ばかり、いったいどうしたらいいのか、死ぬほど心細かったのです。
 しかたなしに、ぼくは線路を歩いて12キロばかり離れた自分の家まで帰ることにしました。ぼくは駅へ行きました。そしてぼうぜんとしばらくそこに立っていました。日暮れの駅ほどあわただしくさびしいものはありません。
 誰もかれも、急ぎ足でせかせか歩いていて、ひとりのパッとしない少年がお金がなくて死ぬほど困っていることに気がつく人などはいません。大勢の人がいても、それは全くぼくとは無関係で、言葉さえ通じない異国の人、いや、むしろ、人間以外の何かのようにさえ見えます。ぼくはノロノロと移動して、線路への道をさがそうとしました。その時、「やなせ君!」と呼ぶ声がする-。
 見れば、ぼくの友人のK君がお母さんと一緒にいるではありませんか。地獄に仏!真実の神!ぼくはK君とそのお母さんのところにライトがあたって、そこだけバラ色に輝いているようにみえました。
 その夜、帰りの電車の中で食ベたアンパンほどおいしい食べものをぼくは知りません。アンパンはぼくの食道にしみ、胃の粘膜(ねんまく)にしみ、心にしみた。
 ぼくはその時に思ったのです。本当のスーパーマンは、ほんのささやかな親切を惜しまない人だと。そして、そういう話をいつかかきたいと子ども心に考えたのです。
                     【アンパンマン雑記帳】「詩とメルヘン'76年6月号」(サンリオ)を基に作成
                                     ※小学生に分かりにくい表現を簡易にしてあります。

指示1:

アンパンマンのマーチを聴きます。この歌の歌詞をヒントに、なぜアンパンマンが自分の顔を食べさせるのかを考えましょう。

アンパンマンのマーチの歌詞を提示し、曲を流す。

指示2:

なぜアンパンマンは自分の頭を食べさせるのか、自分の考えをノートに書きましょう。

書けたら、列指名等であてる。
そして、教師の思いを語る。

先生は、歌詞のこの部分にアンパンマンの心があると思います。(そうだ うれしいんだ生きる喜び 例え胸の傷が痛んでも)例え自分が傷ついても、みんなのためにつくすのがアンパンマンの喜びなのです。だからこそ、アンパンマンは何も壊さず、だれも 傷つけず、自分を犠牲にすることでみんなを助けようとするのです。
みなさんは4月から6年生です。力のあるみなさんのことですから、陸上大会や音楽会、委員会活動や行事で活躍する人がたくさんいるでしょう。それはとても素敵なことです。でも、先生が一番望んでいるのは、みなさんがアンパンマンのような6年生になってくれることです。 例えば下級生がけんかして泣いているとき、重い荷物を持っているとき、そんなときにそっと助けてあげられる6年生。例え自分が損をすることになっても、人のために動ける、働ける、そんな6年生になって欲しいと思います。

指示3:

最後に、もう一曲歌を聴きましょう。

 「アンパンマン体操」のビデオを流す。レンタルビデオにある。インターネット上でも見つかる。本編のエンディングテーマに使われている。
歌詞に、「アンパンマンは君だ 勇気を出して アンパンマンは君だ 力の限り ほら 聞こえるよ 君はやさしいヒーローだ」とある

説明3:

この曲も、やなせたかしさんが作りました。アンパンマンは君です。アンパンマンは君たちです。
先生は、君たちがアンパンマンのようなやさしいリーダーになってくれることを心から楽しみにしています。


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