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TOSSランドNo: 1216123 更新:2013年01月01日

瓜生紀彦氏の実践「しっぽ取りゲーム」


 2002年2月3日、熊本体育フェステバルで瓜生紀彦氏は、到達度評価を取り入れて活動と評価の一体化を図った指導をされた。タオルを使っての短距離走の指導である。

1、しっぽ取りゲームをします。(一人1本のタオルを配る。)

2、4チームに分かれて、チーム対抗のしっぽ取りゲームをします。

3、頭に両手をのせて、チーム対抗のしっぽ取りゲームをします。

4、

発問1:

頭に両手をのせてしっぽ取りゲームをするとどうでしたか。

 ・手を使わないと走りにくい
 ・しっぽがとれない
 ・不安である

5、

発問2:

タオルを持って走ります。どれが一番走りやすいですか。

 ① タオルの真ん中を握る
 ② こぶし4つ分あける
 ③ タオルの端を持つ

6、

指示1:

実際に3つの方法で走ってどれがよいかを確かめなさい。

発問3:

どれがよかったですか。

 ① こぶしを合わせる 0人
 ② 握りこぶし2つ分あける 6人
 ③ 両端を持つ 14人

指示2:

タオルを上から持たないで、下から持って走ってください。どの持ち方が一番走りやすいか確かめなさい。

発問4:

どれが一番走りやすかったですか。

・全員③に手を挙げる。

説明1:

そうですね。タオルを下から持つと走りやすいです。両端を持って小指を鼻につけるようにして走ってください

 タオル1本で短距離走の腕振りの指導をされた。次の点がれていた。

① スモールステップで小刻みに活動が組み立てられていた。そのために全員一つ一つのねらいが達成されていた。
② タオルの持つ位置によって、正しい腕振りが発見できるように工夫した。
③ タオルを下から持つことによって、両端を持つという正しい動きが全員に発見できた。
④ タオルを下から持つことにより小指にカが入り、脇が締まり腰のローリングができた。
⑤ 関心・意欲、思考・判断・技能の目標が達成された。

 瓜生氏は、短距離走の技術ポイントとして腕振りの効果を次のように述べている。

 ① 走るときの体のバランスをとる。
 ② 腕振りを大きくすると、ストライドが伸ぴる。
 ③ 腕振りをすばやくすると、ピッチが高まる。

 しかし、腕振りを大きくすると、横に大きく振ってしまったり脇があいてしまう。腕を後ろに引いたときに肘が伸びてしまうことがある。そのために、タオルを使用したという。
 体の前でタオルの端を握って走ることで、次の効果があると述べている。

 ① 後ろに引いた肘が伸びず、肘を曲げた腕振りができる。
 ② 脇をあけないで腕振りを意識することができる。

 以上の動きが短時間の中で、好奇心を高めながら達成することができた。実際に動いていた人間だけではなく、見ていた参観者も一緒になって学習していた。そして、少しずつ段階的に謎が解けていく推理小説のような知的な楽しさがあった。
 評価と活動が一体となった教材の工夫によって、ねらいが見事に達成された。


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