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TOSSランドNo: 8808868 更新:2013年01月01日

片山病


発問1:

病とはなんですか

発問2:

風土病とは何ですか

その土地だけに起きる病気です。
実際にあった風土病です。
     
日本住血吸虫です。この病気にかかると、はいたり、血便がでたりしました。
やがて体はやせ細り、腹ばかりふくれて太鼓のように大きくなりました。
おなかには水がたまり、1回につき1升の水をぬきました。
そしてついには足が腫れて死んでしまうのでした。

広島にもこの病気が発生しました。地名をとって片山病といいます。
病気の原因がまだ解明されていないときは、
「片山にいけば病気になる。」
「片山に近づくな。」
と言われていました。
1901年、吉田龍蔵が中津原に医院を開業しました。子どもの体を見たら健康状態が悪いことに気づきました。
原因究明のためには死体解剖の必要性を感じました。
そして京都帝国大学の藤波鑑に研究を依頼しました。その結果、寄生虫の卵を便から見つけました。
しかし成虫をみつけることがなかなかできません。
解剖を提供する人も減り、「腹切り医者」とよばれるようになりました

発問3:

しかし、あきらめませんでした。医院開業から4年目、ついに肝臓から成虫を見つけることに成功しました。
人体から初めて寄生虫を発見しました。
しかしまだ明らかにしないといけないことがありました。何でしょうか。

・感染ルート
・感染の仕組み

発問4:

患者の手足に湿疹やかぶれが発生していることを発見しました。
感染ルートは何だと思いますか

説明1:

皮膚から感染している可能性が高まりました。
自ら溝に入り感染し、皮膚から感染していることを証明しようとした医師もいました。
藤波教授は患者たちが同じ地域の川から水を引いて田植えをしていることに目をつけました。
長靴をはいている牛とはいていない牛で実験をしました。

発問5:

どうなったと思いますか。

説明2:

長靴をはいている牛は感染せず、はいていない牛は感染しました。
田植えをする時には手袋や長靴をはいてするよう病気がまんえいしている地域に歩き回りました。
なぜ日本住血吸虫は川の中にいるのか。
日本住血吸虫がすみつくのが貝であることが分かりました。貝のなかで幼虫になり人の体の中に入り込むのでした。

石灰をまいて貝を駆除しました。片山病にかかっている人はいなくなりました。   
校区にある吉田医院の前には吉田先生・藤波先生の功績をたたえて石碑がたっています。

日本は住血吸虫を撲滅した初めての国だったのです。

参考文献
・片山病研究会 御幸小学校6年1組(1973年)
・御幸小学校教職員研修会資料 片山病の研究と対策の歩み 
・日本の風土病 佐々学
・死の貝 小林照幸著
・寄生虫館物語 目黒寄生虫館館長 亀谷了著
・漢方医 藤井好直 片山病先覚者の人と業績 中山正真著
・片山記 藤井好直
・日本テレビ「今日は何の日」
・インターネットサイト情報
名古屋市立大学大学院 医学研究科 宿主・寄生体関係学 (医動物学教室)
AMDA熱帯医学データベース

※動画を希望する方はご連絡を下さい。


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