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TOSSランドNo: 4767735 更新:2013年01月01日

特別支援学級の実践〜「赤鉛筆指導」の継続により ひらがな習得させる


1 実態

<仮名読みの実態調査>
 
 結果:「ほ」の読めない。ひらがなの実態調査を行った。清音50音

「ほ」だけ「ぼ」「ば」と読む。この字だけ違う入り方をしている。

「9」が鏡文字のようになる。
これは始点が「左」や「真ん中に」なっているのでどうしても左側が○の終点がきて、鏡になるのである。
 
「写すことができない」

 指で数えることが難しい。
3までは一目で分かるが、それ以上は数えるが、手と口があっていないくて数え間違える。左のドッドを右に写す、というプリントをした。
予想通り、できなかった。

また
○ーーーーーーーーーーー○
点から点に結ぶ、ということは全くできない。

「の」が鏡文字になる。曲線をなぞることができない。

こういった実態が次々に分かってきた。
また、注意欠陥の様相が強く、いろんなところに目移りする。
写す、という行為ができないこと。線が書けないこと。
向山先生の実態調査に「線が引ける」というものがある。
これは大切な観点であることを実感した。
話ができ、聞く力もある。だから、より書く力とのギャップがあるのである。

2 「なぞる」活動を中核に位置づける

「なぞり書き」を指導の中心と位置づけた。
そこで、ノートに薄く書いた「ひらがな」「名前」を宿題として、なぞるようにした。
なぞって、○をつけてほめる。この繰り返しを行うことで、1つ1つの字を入れていく。
方向がはっきりすれば、やることがいくつも見えてくる。
およそ1か月の実態調査

1 教科書の五十音を見せる。
2 「あ」から一字ずつ写させていく。

この調査で、はっきりしたのは次のことである。
■縦、横の線で構成されている字は写すことができる
■曲線のある字は写せない
子どもには、どんなふうに見えているのだろうか。すごい形に見えているのだろうなと思う。
ひらがなのなぞり書きはすごくうまくなった。「すべて「とめ」」これを徹底した。

3 初めて名前が書けた

「え」をどうしたら書けるのようになるのか。
ここが悩ましかった。ひらすら「なぞり」をして、体にしみ込ませる方法が最も遠いようで早い。
それは実感としてある。
五十音を写させた時、「ん」が書けることを通して「え」が書けるのではないかと仮説を立てた。「え」を3つに分解するとこうなる。
 1「、」 2「ー」 3「ん」
次のように授業した。
指示1:「、」いち! 書いてごらん。
指示2:「ー」にーー。書いてごらん。
この2つの指示で「亠」になっている。
指示3:「ん」を書きなさい! すると「え」になる。
形はまだまだだが、書くことができたのである。「やったな!初めて書いたたな!」
とめちゃくちゃほめた。y君もすっごくうれしそうにした。何回か練習したが、とりあえずokである。できることを使ってさらにできるようにする
この原則を使った指導である。これからの大きな課題は「あ」「ね」「れ」「わ」
曲線が混じり合っている字だ。曲線があるだけで、書けない。一つ一つの課題をとらえ、何度もチャレンジしていった。

4 指導のまとめ

<ひらがな習得までの流れ>
 【最初の1か月目】
1)なぞるだけの教材及び筆順が少ない字に配列
2)ノートに学習した文字をなぞる
3)家庭でも名前をなぞることを毎日実施。
【2か月目】
1)ドリル2冊目2)教科書、カードなどの言葉をなぞらせるノート2〜3冊
3)ひらがなスキルの活用4)なぞるのが難しい字を把握し、ピンポイント指導
【3か月目】
1)写す授業〜全ての教科で。2)カードなどの写す学習
3)写せない字のピンポイント指導 4)ノートに写す練習(4〜5冊)


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