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TOSSランドNo: 9590497 更新:2012年12月31日

グラデーションの指導(特別支援学校)


1 うまくいかなかった指導

特別支援学校小学部4年生の子ども達にグラデーションの指導をした。絵の具に加える水の量によって、「濃い色」「薄い色」ができることを教えたかった。次のような活動で理解させようとした

1

① 濃い絵の具で画用紙の1列目を塗る。

2

② 塗った筆を水入れで洗う。その筆をそっとパレットに持っていき絵の具を薄める。

③ 薄めた絵の具で次の列を塗る。

④ 以後、②~③を繰り返して、上から下に向かってだんだん薄い色を塗っていく。

つまり、洗った際に「筆に付く水」によって絵の具を薄くしていくわけである。
以上の方法で授業をしたが、子ども達の反応が良くなかった。特に、次の列を塗るために筆を毎回洗うことを嫌がった。

2 なぜ、うまくいかなかったのか

うまくいかなかった理由を次のように考えた。

a 完成したものが何の絵にもならない。

b 絵の具を薄めるために筆を洗うということが理解できない

 完成したものが何かの絵になるようにすることは、さほど難しくない。問題は○bである。絵の具を薄めるために筆を付く水を利用していることが分かりにくいのである。それを子どもに理解できるようにすれば良いのである。

3 失敗を生かした指導法

a、b を考慮して修正した方法が以下である。出来上がりが「空の絵」になるようにすることと、「スプーン」を使うことがポイントである。

3

① 画用紙の下の方に家を描く。

4

② 濃い水色の絵の具で1列目を塗る。

5

④ 薄めた絵の具で次の列を塗る。

⑤ 以後、③~④を繰り返して、上から下に向かってだんだん薄い色を塗っていく

この方法では、子ども達は「1杯、2杯、3杯…。」と言いながら楽しそうに水を加えた。また、「空の絵」ができて満足そうだった。
「スプーンで水を入れる」ことの意味は明確である。どうすることによって絵の具が薄まったか一目瞭然である。
「意味」を「見て分かるように示す」ことで、子どもは熱中できたのである。


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