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TOSSランドNo: 1665707 更新:2012年12月31日

特別支援学級の実践〜授業にのせるための3つの手だて


1 子どもを授業に参加させるための3つの手だて

授業のはじまりでつまづくことが多い。例えば、チャイムに気づかずに遊んでいる、逆に興味のあるものを優先して課題と違うことをする、気持ちがのらず学習をしようとしないなどである。
 そこで、子どもを授業にのせるための3つの手だてを実践した。
 次である。

手だて1 テンポある作業から入る
手だて2 やる前にほめる
手だて3 個別評定は極端な加点法をとる

2 手だて1 テンポある作業から入る

有効な作業は3つである。

①百玉ソロバン
②フラッシュカード(もしくは視写)
③パソコン

百玉ソロバンは、玉をはじくだけで、子どもは唱え出す。唱え出す=授業にのった、ということである。本学級の場合だと違うことをしていても唱え出してきた。 
 フラッシュカードも同じである。ただし、フラッシュカードをめくるだけではだめである。次のようにする。(九九の場合)
 「にいちが に」 「ににんが し」と教師が読み始めるのである。すると「もう一回する」というか、教師の声を追い越そうと続いてくる。
 視写の場合も同じで、単に「写しなさい」では写さない。教師が声を言いながら、板書していく。こうすると、追いかけようとする。机についた段階で「ノート」と指示する。
また、教師が言いながら板書していく。自然に授業に入っていくことができる。
 パソコンは子どもたちは大好きである。教師がやり始めるだけで近寄ってくる。
 特別支援学級ではやってごらん、といってもやらないことが多い。なぜか。
 みんな、やらないからである。「やってごらんなさい」の指示は「やる子がいて」初めて効果があるものとなる。やる子がいるから、「あ、やらないと」と思うからである。最初からやらない子どもばかりだと、単に「やらない」という結果が多い。要するに
 「こどもたちがすぐにできる」作業=テンポのある作業
となるのである。

3 手だて2 やる前にほめる

子どもたちの行動を先取りする。例えば、ノートを出せる場面である。次のようにする。
 「すごいねーノートに書こうとしたんだね」という。ノートも出していないのに。
 「さすが。」というふうにダメ押しする。こうすると、ノートをさっと出したりしぶしぶ出したりする。しかし、「出す」という行為には変わりはない。
 「出す」という行為に変わりはないところがポイントである。子どもたちをほめることで動く。動くことでさらにほめる。こうしたほめる循環をつくるのである。

4 手だて3 個別評定は極端な加点法をとる

個別評定とは、一人一人に「○点」と点数をつけることである。
 数字に強い特性を持つ子には効果がある。数字の大きさによって、よい行動かそうでない行動かが見た瞬間に分かるからである。実際に個別評定してみると本学級の子どもたちは、集中し、喜ぶ。
 例えば、歌を歌う場面では、次のようにする。

「上手に歌えましたね。kくんー10 mさんー8 fくんー5 nくんー8」
 (個人名を書いて、その下に点を書いていく。)
 ※勝負にこだわる子の場合は最初に低い点数をつけると逆効果となる。

これで、次は点数をとろうとがんばって歌う。次の歌でさらに次のように点数をつける。

みんな、すごくがんばった!
 kくんー10 150 mさんー8 200 fくんー5 160 nくんー8 190

板書した点数の下に、さらに点数を加えていく。
 こうすると桁が違うので、何が何だが分からないが「すごくほめられた」と思わせることができ、子どもたちは満足する。
 これが「極端な加点法」である。
 以上3つの手だてを使うことで、授業に参加するようになり、特に「集中力がきれそうになる」時に効果があった。

<引用文献>
 本実践は次の著書から学んだものである。
 『授業の腕をあげる法則』(明治図書 向山洋一)
 『教え方のプロ・向山洋一全集』(明治図書 向山洋一)
 『普通学級にいるアスペルガー症候群の子への指導』(明治図書 小松裕明)


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