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TOSSランドNo: 2160096 更新:2012年12月31日

都市の発展と水


1  江戸の上水道

□江戸のパノラマ写真
「19世紀の江戸。人口130万人。世界一の大都市でした。」
□江戸の水道の絵

発問1:

江戸の人々の日常風景です。何をしているところだと思いますか。

※列指名
「見てみましょう。水道の水をくみ上げているところです。このように江戸市中には,水道管が埋められ水道網が張り巡らされていました。」
□木樋の写真
「これが埋められていた木樋です。」
□水道網の地図
「総延長430km。24時間使える飲み水専用の水道です。当時,世界最大の水道でした。」

□水道工事の絵
「徳川家康は,1590年。江戸の入る1ヶ月前に,大久保藤五郎に水道工事を命じています。家康は江戸を大都市にするために,真っ先に水道事業に着したのでした。」
「藤五郎は,日本で最初の水道,神田上水をわずか3ヶ月で完成させます。」
「この絵は,今も地名として残っている水道橋。」

□玉川上水の工事の絵
「玉川上水43kmは,玉川庄右衛門,清右衛門の兄弟によってつくられました。」
「緩やかな武蔵野台地を掘り進めていく工事をわずか1年でやりとげてしまいます。」
「1mの距離を高低差2mmで流す。という精密な仕事でした。」
「夜,提灯の火を使っての測量技術は世界一でした。」
□玉川上水の写真
「現在もゆったり流れる玉川上水。世界遺産への登録申請を行っています。」

□6上水の地図
「このようにして1696年までに,江戸は6つの上水が完成し,『江戸っ子は,水道で産湯を使う』と自慢になりました。」

2 4上水の突然の廃止の理由

□4上水の廃止の地図
「ところが1722年,徳川吉宗は,4つの上水を突然廃止しました。」
「側近の儒学者 室鳩巣が次のように進言したのです。『江戸に大火が多いのは,地下に縦横に水道が張り巡らされたのが原因であり、したがって上水は、やむを得ない所を除き廃止すべきである』」

発問2:

この考えをどう思いますか。

※列指名
□大火の絵
「大火は上水が廃止されても一向に減りませんでした。」

発問3:

名君と言われた将軍吉宗です。先ほどのは表向きの理由で,本当の理由が他にありそうです。何だと思いますか。ノートに書いてごらんなさい。

※列指名
□江戸の人口の移り変わりのグラフ
「1700年にかけて江戸の人口は爆発的に伸びていきました。江戸から農村へ人を返す「人返しの令」もできましたが,全く効き目がありませんでした。」
「1722年,4上水を廃止すると,こうなりました。」
「4上水を廃止する→人口増加を抑える→都市の膨張を抑える このような政策をとった考えられます。」

3 都市と上水の関係

□古代ローマの水道橋の数々の写真

「水道橋です。」
「橋の上を水が流れているのです。2300年前に古代ローマ帝国がつくりました。」
「ローマは水道橋をつくり,水道を引き,都市を発展させていきました。」

□ファテプル・シークリーの写真
「インドのムガール帝国。ファテプルシークリーという都市。」
「たった16年で滅びました。飲み水を確保できなかったからです。
水のない都市は,滅びるのです。」

□ロサンゼルスとフーバーダム
「ロサンゼルス。砂漠の都市。600kmも離れたフーバーダムから水を引くことによって成り立っています。」

□東京都と矢木沢ダム
「群馬県奥利根にある矢木沢ダム。現代の東京は,この水瓶に支えられいます。」

「都市の発展と水は,このように密接な関係があるのです。」

【参考文献】
o「江戸東京まちづくり物語」(田村明 時事通信社)
o「江戸の町 上 巨大都市の誕生」(内藤昌 草思社)
o「江戸の町 下 巨大都市の発展」(内藤昌 草思社)
o「東京の1万年 下・近世~現代編」(東京にふる里をつくる会編 学習研究社)
o「ローマ人の物語10 すべての道はローマに通ず」(塩野七生 新潮社)


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