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TOSSランドNo: 7175961 更新:2012年12月31日

特別支援学級の実践〜カルタの効果を検証する


負けを受け入れる瞬間

私が実践したカルタはおよそ次の通りである。(特別支援学級の実践である)

五色百人一首→ソーシャルスキルカルタ
 →市販のカルタ

「負けることが極端に嫌い」な特性を持ったAさんを担任したことがあった。
 Aさんは、プリント配付が1番でないと怒ったり、ゲームで負けると鉛筆を折ったり、運動会の団体競技でも負けると、相手をなぐりにいったくらい負けることが苦手だった。
 授業で「×」をつけると、暴言をはき教室を出るようなこともあった。このままではAさんにもよくない。そこで「五色百人
一首」を始めた。
 実践をはじめ十回までは、札を取られるたびに相手に文句を言ったり、札を投げたりしていた。「勝負は勝ったり負けたり負けても怒るなよ」を毎回言い続け実践した。およそ五十回目になると札を取られても平然としたAさんがいた。Aさんはとったりとられたりする経験を何回も行うことで「耐性」がついてきたのである。
 Aさんが「負けを受け入れた瞬間」であった。

自己コントロールできるようになる

毎日、五色百人一首やソーシャルスキルを行っていく中で他のカルタにも適応できるようになっていった。特に驚いたのは次のことである。

×をつけても怒らない

テストや練習問題は必ず○にして百点にしなければ気が済まない状態だった。
 しかし、×を受け入れることでテストで間違っても怒ったりあたったり次の学習に引きずることがなくなってきたのである。
 このことは、お楽しみ会などのゲームや体育での試合などにも波及し、落ち着いて参加できるようになってきたのである。
 しかし、全てを受け入れるようになったのではない。
 算数のテストで問題を間違いがあった。
私は×をつけた時、顔が怒りモードになり今にも爆発しそうな感じだった。
 その時にA君は

×の横に間違え直しをして、自分で
 ○をつけた。

×になった時は「ここに間違い直し」をすればいいよ、と教えていたことを実行したのである。
 感情的には嫌だったと思う。
 しかし、代替案を行うことで自分を納得させたのだと思う。
 負けを受け入れるようになると「代替案」(ソーシャルスキル)も受け入れるようになってくる。それを使うことで自己コントロールが可能になるのである。カルタの最大の効果である。


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