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TOSSランドNo: 9356839 更新:2012年12月31日

ほめることの大切さ


 A君は,授業中に近くの子にちょっかいをかけることが多かった。そんなA君を授業に集中させることが,なかなかできなかった。前学年の引継ぎを見ると,学習面には,「C」がついていた。学習に集中できないのは,わからないからであろう。
 算数の時間には,「めんどくさい」とつぶやき,嫌々問題に取り組んでいるという状態であった。
 ほめることの大切さは,わかっていたはずである。しかし,なかなかほめられなかった。口だけでほめたのでは,心にはつたわらない。A君がほめられてることに納得できる事実が,ほしかった。
 わり算の筆算の学習に入ったとき,A君は,ほとんど手が動いていなかった。あいかわらず,近くの子にちょっかいをかけていることが多かった。
 あるとき,A君が板書された問題をノートに写していた。定規は使っていなかったが,問題と問題の間をあけ,見やすく写していた。そこを,このことをすかさずほめた。そして,「A君のノートをみんなに紹介するからね。」と告げた。するとA君は,次の日,自学ノートにわり算の問題をやってきた。そして,「こっちの方がきれいに書けたからこっちを紹介して」と言ってきた。
 A君のノートを学級通信に載せ,ほめた。A君の家には,同じクラスの保護者からよかったね,と電話がかかったそうである。
 A君は,放課後自分のところにきて,わり算の問題を出して,とせがむようになった。そして,わり算のひっ算がすらすらととけるようになった。そして,A君は,こう言うようになった。

「おれ、わり算、得意や!」

 好きな教科は,算数だと言っていた。
 A君との関わりから,ほめることの力を腹の底から実感した。


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