1.本時は1時間かけて、「1」番と練習問題1と計算スキル1問コースを授業した。
昨日、子どもたちは時間の線分図がなかなか書けなかった。そこで、今日は
しっかり書けるようにさせたい。時間の線分図はこの単元で何回も出てくる。1時間で
完璧を求めず、だんだんとできるようにさせたい。教科書の図を見て答えるだけなら
スムーズに行くが、図を正しく書くとなると話は別だ。多くの技能が要求される。
乗り越えさせたい壁である。
2.時計盤。 8時40分。あと5分たつと時こくは何時何分?
(針を戻して)8時40分。あと10分たつと・・・
8時40分。あと20分たつと・・・
8時40分。全員起立。あと30分たつと時こくは何時何分?わかる人座りなさい。
3.教科書。1の問題文を教師読む。子ども読む。
4.時間の図。□の中に時こくを書きなさい。指名。
5.念のため。時間の直線をノートに書いてみます。
(1)ノート。日付・タイトルから5行空けたところにミニ定規で直線を引きます。
青い罫線の上です。左から1マス分空けた所からスタート。(教師も黒板に定規で線を描く。)
右端も1マス残してストップ。ミニ定規を使ってなければやり直しです。
(2)直線が描けたら持っていらっしゃい。(個別チェック1)(難しそうな子4名に赤鉛筆で薄く書いてやる。)
(3)線に時こくの目盛りをつけます。さらに1マス分空けて、縦の1cmの目盛り。ここが「8時」。
(4)10分ごとに小さな目盛り。長さは小さな2マス分。10分20分30分40分50分そして長く書いて「9時」
(5)「9時」まで書けたら持っていらっしゃい。(個別チェック2)残りを書かせる。
(6)「8時40分」はどこか。ストップと言って。教師黙って指を動かす。(ストップ!)ここだね。線を伸ばして
「8時40分」と書きなさい。
(7)そこから「30分」歩いた。10分20分と丸い矢印を書いてごらんなさい。同じように□で時こくを書いて
ごらんなさい。
(8)できたら持っていらっしゃい。(個別チェック3)
できた子とできない子の差が大きい。「できた人は□を薄い水色でていねいに塗ります。」
(9)教師が描いた線分図に、早くできた2人に黄色チョークで板書させる。答えに○。
8時 8時40分 9時 9時10分 10時
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6.読み方。これをこう読みます。 「8時40分から30分たった時こくは9時10分です。」 (練習)
7.サッカーボールの1番。これを今描いたのと同じような「時間の直線」を描いて考えます。
同じ長さで線を描いてごらんなさい。(→目盛り→今度は2時3時4時となることを確認。→時こくと丸い矢印)
初めをとても時間がかかったが、2度目はスーッと描く子が増えた。もちろん、まだ描けない子もいる。
ADHDらしき子は、1つ1つ確認してやらないと、すぐに間違える。間違えるとやり直さなければならない。
だからいらつき、涙ぐむ。興奮もする。だから「間違えないようにさせる。」1つできたら次をやらせる。
全体指示の後、その子に近づいて見てやる。
8.あかねこ計算スキル。「今日は全員1問コースです。1分間。始め!」(かんたんだー。)
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