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TOSSランドNo: 7505880 更新:2012年12月31日

向山型要約指導 実践事例「平和のとりでを築く」(6年教材)


全文要約(6年下 『平和のとりでを築く』(光村図書))

『平和のとりでを築く』の全文要約を示す。
 6年生の下の教科書である。
 全文要約を行うにはよい教材である。
全文を通読した後、次の指示を出す。

指示1:

全文を要約します。30字以内でまとめなさい。

「まず書いてみて、後で削ればいいよ」と告げる。
 当然、鉛筆は動かない。
 書いた子を板書させる。

発問1:

筆者がいいたいことは普通、最初から最後にあります。
     この場合、どちらですか。

 「最後」である。

指示2:

そうですね。最後の段落、13段落を読みます。

読ませることで、範囲を指定する。

発問2:

13段落は何文ありますか。

ここで「文はまるまでのことだ」と助言する。
 「2つ」である。
 一文ずつ読ませる。

発問3:

2つの文がありますね。どちらの文が大切ですか。

この発問で再度、子どもたちは文章を読むことになる。
 大切な段落→大切な文という構造になっている。
 多くの子は「最後」と答える。
 答えた子に「なぜですか」と問う。
 すると「筆者の意見が書いてあるから」などの意見が出される。
 ここをひきとって、説明する。

説明1:

そうですね。筆者の意見が書いてある方が大切ですね。

そして、問う。

発問4:

では、最初の文は何が書いてあるのですか。

この辺りはテンポよくすすめる。
 テンポよくすすめて「定義」していくのである。
 答えは「事実」である。ここもさっと提示する。
 板書する。「事実」「意見」

指示3:

教科書にも文の横に「事実」「意見」と書きなさい。

そして、指示を出す。

指示4:

大切な文を中心にして30字以内でまとめなさい。

1回目と違い、一つの文をまとめるのだから、とても活発になる。やることがはっきりしているからである。
 書いた子に板書させる。

説明2:

点数をつけます。

 次の基準である。
「平和のとりで」→4点 「世界遺産」→2点 「原爆ドーム」→2点 平和のとりでで体言とめ→2点
 この教材の場合は中心文を確定した後に要約させている。
 そこで、キーワードにつき、となる。
 しかし、中心段落のみを提示してまとめさせた場合は「中心文が使ってある」が4点となる。

発問5:

一番大切な言葉は何ですか。

中心文→中心語句へ指導である。
 子どもたちは「世界遺産」「とりで」などの意見を出す。
 ここで中心語句の定義を行う。

説明3:

題名は何ですか。(平和のとりで)
    そうですよね。筆者が一番主張したいことが「題名」になるのね。
    とすると、一番大切な言葉は何ですか。(平和のとりで)

三回目の要約をさせる。

指示5:

「平和のとりで」を最後にして30字以内でまとめなさい。

板書していない子に板書させる。
 苦手な子に「世界遺産」を赤鉛筆でうすく書く。
 答えはこうなる。

 【世界遺産である原爆ドームを見る人の心に築く平和のとりで】

 もちろん、これ以外にも要約文がつくれると思う。
 それは教師が教材研究の上にたって、自信をもって提示すればいい。
 要約指導の要諦は教師が要約文を作っていることである。


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