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TOSSランドNo: 8292608 更新:2012年12月31日

向山型要約指導の基本システム


基本原則 3回繰り返し

向山型要約指導はどの子も同じ要約文になる。次の原則をはずさなければである。

3回繰り返しの原則

3回返すからこそ,どの子も要約文がほとんど同じになるのである。ただし,変化つける必要がある。

1回目 20字にまとめさせる

何のヒントもなく,20字にまとめさせるのである。
 子どもたちは,あれこれ,悩み,要約文をつくる。
 「20字をこえてもいいです。まず,書いてごらんなさい。後で削ればいいから。」と指示する。
 書いたものを板書させる。

2回目 点数を参考にして書かせる。

書された要約文に点数をつける。
 ほとんどが1点,2点である。
 しかし,中には点数が高いものもある。
 子どもたちは,点数が高い要約文を参考に
して,要約文を作る。この過程で同じ要約文が出始める。ヒントがあるから,1回目より書きやすい。これも板書させる。

3回目 キーワードにつき,何点と伝えた後で書かせる。

2回目の要約文が板書される。
 キーワードに線を引きながらキーワードにつき,4点,6点などつけていく。
 次の点数のつけ方を目安とすればよい。
 「一番大事なキーワード4点,残り2つのキーワードで2点ずつ。体言止めで2点」
 キーワードにつき,何点と教えるので,子どもたちは「わかった」という状態になる。熱中する。そして,書かれた要約文はほとんど同じになる仕組みである。
※但し,キーワードは前もって教師が選択しておくことである。教師が要約文を作っておくことが前提である。
 このように3回繰り返しの原則を使えば,どの子もほとんど同じ要約文になる。

単元を通した3回繰り返し

向山氏は次のように述べている。

次の時間に、第二段落・第三段落をやる。この場合も、黒板を使う。
  三時間目は、ノートにその後の段落を要約させる。
  私の場合は、要約指導を三時間ほど続ける。教材のすべてを終わらなくてもいい。
  三時間すれば「要約」の基本的なことは身につけられる。
                         『教室ツーウエイ一九九一年 二月号』

三時間目の文に注目してみる。三時間目は,ノートにその後の段落を要約させる。
 その後の段落を「ノートに要約させる」のである。
 段落要約の仕上げである。つまり,このようなシステムになっている。
 
 1 例題問題(一段落の要約指導)
     ↓
 2 練習問題(二段落,三段落の要約指導)
     ↓
 3 習熟問題(四段落以降の要約指導)

3回の変化のある繰り返しになっているのである。
 また,向山型要約指導では,基本型が二重構造になっている。

桃太郎の要約→一段落の要約指導

この二教材で「要約の基本」を教える。
 そして,練習問題として「二段落,三段落」を行う。
 変化としては「段落の量が増えている」ということになる。
 3回繰り返しがなくても,要約文を作れる状態になっていると推察できる。
 つまり,指導のステップが省かれているのある。
 いきなり,高得点の要約文が出る。
 この練習問題が終わると「四段落以降の要約」になる。
 向山氏は四段落以降は「ノートを見て」指導している。
 つまり,黒板ではない。要約文を作れる子どもは,どんどん進むというイメージである。
 ここでは,3回繰り返しはみられなくなる。  子どもたちの力が上がってくるからである。
 このように単元の組み立てとしても3回繰り返しの原則が使われている。
 「要約のやり方」を繰り返しながら気づかせ,身につけさせていくシステムになっているのである。


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