TOSSランド

コンテンツ登録数
(2017/06/28 現在)

21421
TOSS子どもランド TOSSオリジナル教材 TOSS動画ランド TOSSメディア TOSS-SNS TOSS公式(オフィシャル)サイト
TOSS子どもランド
TOSSランドアーカイブ
TOSSランドNo: 8577661 更新:2012年12月31日

基本的人権の尊重と平等権「ときには進度を進める授業も必要である」


中学校の社会科の授業では見開き1ページを1時間で組み立てるのが基本である。全てのページに時間をかけたいが、進度を考えるとそうもいかない。私もほとんどの授業を見開き1ページで組み立てている。しかし、ときには時間をかけて授業を行いたいページもある。公民で言えば、国会・内閣・裁判所の単元や市場経済や金融などの入試で扱われやすかったり、内容が難しく生徒が理解しづらかったりする単元である。そこで時間をかける分、時間をかけずに進度を進めることを目標とした授業が必要になってくる。ときには思いきって見開き2ページから3ページを一気に進む授業も必要だ。今回は、「基本的人権の尊重」と「平等権」と「共生社会」の単元を一気に進める授業を考えてみた。使用教科書は東京書籍p40~45である。
まず以下のプリントを配付する。

(学習日: 月 日)
( 組)【氏名 】
3年生公民プリント
平等権
次の(1)~(12)の文章を読んで、差別だと思うものには○を差別じゃないと思うものには×を書きなさい。
(1)女性は16歳で結婚できるが、男性は18歳にならなければ結婚できない。( )
(2)Aさんの親は、妹には食事の後片付けを言いつけるが、兄には言わない。( )
(3)電車に女性専用車両はあるが、男性専用車両はない。( )
(4)B高校の野球部では、上級生はグラウンドの整備をしないが、下級生
はいつも整備をしなくてはならない。( )
(5)Cさんの通う高校ではアルバイトが認められているが、Dさんの通う高校では禁止されている。( )
(6)イスラム教徒は豚肉を食べず、ヒンドゥー教徒は牛肉を食べない。( )
(7)外国人のEさんは、日本国籍をもっていないという理由でマンションの入居を断られた。( )
(8)あるバス会社の運転手募集の求人広告に「男性のみ」とあった。( )
(9)F町の町営バスは中学生は有料だが、65歳以上の人は無料で乗れる。( )
(10)日本は選挙の投票に行かなくても罰せられないが、オーストラリアでは罰金をとられる。( )
(11)G市ではごみを出すときに1つ100円の有料ごみ袋を使わなくてはならないが、H町ではどんなごみ袋を使ってもよい。( )
(12)大人はクレジットカードを使って買い物ができるが、中学生はクレジットカードを使うことができない。( )

(1)は例題である。教師と一緒に解く。そして「差別」ではなく「区別」であることを教える。例えばトイレの男子、女子が分かれている例や荷物を男子が多く持つ例などで話すと生徒はわかりやすいようだ。
(2)~(12)は自分たちで解かせる。
差別と区別をきちんと教えることも大切なことである。

次に日本国憲法14条を確認する。一度読んだ後、ノートに写させる。
14条中の語句の意味を確認したあと、先ほどのプリントでそれぞれがどの差別に当て
はまるかを確認する。

発問1:

日本国憲法に「差別されない」と書かれているということは日本に差別はないということですね?

何人かに指名をしたあと、挙手で確認した。差別はあるというほうにほとんどの生徒が手を挙げる。
わざと驚いて、「えー、最高法規に差別されないって書いてあるんだよ。差別はないんだよ」と教師が言っても生徒は差別があるという。
「じゃあ、教科書で確認してみよう。」と言って40ページ41ページを開かせる。

発問2:

差別について書かれているところはありますか?

生徒はあるというので、ノートに箇条書きにさせた。

どうやら差別はありそうだということになる。そこで。42ページ~45ページも同じように確認していく。
42ページ、43ページは「部落差別」「アイヌ民族への差別」「在日韓国・朝鮮人への差別」の三つの例が載っている。日本で特に大きな社会問題になっている差別である。
44ページ、45ページは男女差別、障害者への差別、外国人への差別について書かれている。

例えば次のような指示を出す。

指示1:

次のページも探してみましょう。~差別と言う言葉で3つノートに書きなさい。

45ページまで確認したあと、もう一度発問1を確認する。

発問3:

日本国憲法には「差別されない」と書かれています。国の最高法規を守らなくても良いのですか?

生徒から良くないという意見がでる。
良くないから、大きな問題になっているのである。
また、憲法はその国の基本原理を述べているいるものであって、罰則を規定しているものではないということを確認する。罰則は刑法に基づき裁判所で決められるものである。
時間があれば、まとめとして教科書を読んで授業を終える。


0回すごい!ボタンが押されました

コメント

※コメントを書き込むためには、ログインをお願いします。
New TOSSランド