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TOSSランドNo: 4618964 更新:2012年12月31日

初任者指導資料「学習態度育成の指導」


 適切な望ましい学習態度とは,どのような態度であるのか,このイメージができていないと学習態度は育成できない。
 望ましい学習態度とは,以下のような状態である。
 
1,席に着いている。
2,学習の準備ができている。
3,腰骨が立っている。(姿勢がよい)
4,指示にしたがうことができる。

1,席に着いている。

 授業を受ける構えができているということである。授業中に離席しないということである。授業開始時,席についていないのとは違う。もちろん,休み時間のうちに学習の準備をして,席についている方が望ましい。しかし,子どもとは休み時間が終わってもなかなか席につかないものである。(ということを知っておくだけでも気持ちは楽である) 全く叱る必要はない。そういうものだからである。だから,席についている子を誉めることができるのである。
 授業の開始は,いきなり授業に入るのが一番いいが,時々は席についている子を誉める。
 授業中,ではどうしたら席についていることができるか,これは「授業」を工夫するしかない。授業が楽しければ,子どもは席を離れることはしない。楽しく力のつく,そしてテンポのよい授業を展開していくのが一番である。
 授業の腕を磨くこと。それが一番の早道である。

2,学習の準備ができている。

 学習の準備には2通りある。1つは,学習用具が揃っているということ。いまひとつは,授業の始まる前の学習準備ができているということである。
 学習用具に関しては,以下のものが考えられる。
・教科書
・ノート
・筆箱(鉛筆,赤鉛筆,ミニ定規,消しゴム)
・ネームペンなど七つ道具
・図工材料や習字道具など
 準備ができているに越したことはない。学級通信や学年通信,連絡帳などで連絡はもちろんするだろう。それでも忘れることがある。では教師はどうするのか。
 教科書は予備はない。ノートは貸し出しができる。又はノートをコピーした紙を準備するなどできる。
 筆箱の中身の鉛筆,赤鉛筆,ミニ定規,消しゴムなどは全て貸し出せるようにたくさん教師が準備しておく。
 七つ道具も教師が全て貸し出せるように準備しておく。七つ道具にははさみ,のり,△定規,ネームペン,下敷き,セロテープなどがあるだろう。いくつか予備を教室に置いておくのである。
 図工材料は,持ってこさせる時に必ず,全員に「材料がたくさんあるときは,材料の少ないお友だちの分までたくさん持ってきてくれるとうれしいな。」というように言っておく。すると何人もたくさん予備の材料を持ってきてくれる。
 習字道具のなかであると便利なのは,筆,文鎮,習字紙,新聞紙である。これも教室に予備を置いておく。
 基本的に学習道具の準備ができていないばかりに45分を無駄に過ごすことのないようにしてあげることも教師の大切なお仕事である。
 
 授業の始まる前の授業準備であるが,これは授業システムがはっきりしていれば授業準備はできる。システムがなければ授業準備などできない。
 一番よい例が国語である。
Aパターン:いつも漢字スキルから始まる。その後,国語の教科書音読,読解・視写など
Bパターン:国語の教科書音読から始まる時もあれば,プリントをする時もある。漢字の練習の日もある。
 
 上記のようなパターンの場合,Bパターンだったらどうだろう。子どもは授業準備などできないのではないだろうか?何を準備していいかわからないからである。決まってないので,とりあえず国語の教科書とノートでも出しておこうかな,程度の子や,どうせわからないので,何も出さない子,色んな子が出てくるのではないだろうか。
 しかし,Aパターンならどうだろう。どの子も必ず漢字スキルを出して待つことができる。しかもこのような授業を一番喜ぶのはLD,ADHD,アスペルガーといった教室の障害児といわれる特別支援を要する子どもたちである。
 この子たちはパターンがわかると動けるので,喜んで準備をする。しかも早く。そこを見つけて誉める。すると他の子も準備をするようになる。パターンがころころ変わると,特に自閉的な傾向のある子はいやがり,何をしていいかわからずパニックを起こすこともある。
 

3,腰骨が立っている。(姿勢がよい)

 足を机の上に上げたり,背骨がぐにゃっと曲がったり,突っ伏したような状態ではない,ということである。
 1年生は特に,姿勢だけ指導してもよいのではないかというほど大事なことである。時々,授業中に「腰骨を立てて」という指導や,「背筋を伸ばしましょうという指導を入れていく必要がある。
 しつこく言っていかなければ定着はしない。1回や2回言ったからといって,きちっとなることではない。
 分かりやすい言葉で指導するのも手である。1年生であれば「ピン ピタ グー」をよく使っていた。ピンで,背中をぴんと伸ばし,ピタで,足の裏をぴたっと床につける。グーは,おなかと机の間が握りこぶし1個分,という意味である。

4,指示にしたがうことができる。

 4番目に持ってきたが,これは「統率」そのものである。指示に従えない子がいるということは,学級が「統率」できていないのである。
 アドバルーンが上がった時にすぐに叩き潰す。最初のアドバルーンを見逃すと,後でその2倍,3倍の苦労をすることになる。
 「指示」を出したら,必ず「確認」をして「徹底」させなければならない。その際,できている子を誉める。誉めて,できていない子を動かすように(できるように・させるように)する。
 
 学習態度の育成は,「授業」の中で培われるものである。日々の,毎日の「授業」の中でしか育成できない。また,すぐにできるものでもない。長いスパンで考えなければいけない。だから,毎日の授業の中で繰り返し,繰り返し指導していく中身である。
 
 朝の会でめあてを決めて帰りの会で反省することを100年続けても定着しない。
 
 「授業」の中でしか,決して定着しないことなのである。心して「授業」を行なうようにすること。
 
 何度も言うが,子どもは「授業」でしか変える事はできないし,学級経営は「授業」を上達させることが一番の早道である。


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