学期末、大量のテストの丸つけが待っている。
しかし、他にも様々な仕事があるので、テストの丸つけに費やす時間を減らしたい。
そこで、
テスト時間内に丸つけをして、直しまでさせて返却する
のである。
子どもがテストを受けている間、早く終わった子から、丸つけをしていく。
そうすることで、放課後に時間を割くことがなくなり、効率的に仕事を進めることができる。
このように素早く丸つけを終えるために、以下の3点に気をつける。
①事前にテストでつまずきやすいところを確認しておく。
②テストを受ける時間のルールを決めておく。
③解答を覚えて丸つけをする。
テストの最中、子どもはよく質問をする。
たくさんの子どもが質問すると、丸つけをする時間がとれなくなる。
そこで、事前にテスト内容を把握しておき、質問が出そうなところを、テストはじめに全体に話すなどする。
1つ目のルールは、一度に丸つけをする人数を制限するということだ。
多くの子どもが次々に持ってくると、丸つけの手が止まってしまう。
「持ってらっしゃい」と言った時に子どもたちは持ってくるようにする。
2つ目は、テストを提出した子どもは読書をして待つということだ。
ただ、読書以外でも、自由帳を書いたり、1人で係活動をしたりすることも認めている。
何もしない状態をつくらないようにするのだ。
常に、答えを見ながら丸つけをしていると、時間の無駄になる。
だから、解答を覚えてしまうのだ。
これで、かなりの時間短縮になる。
しかし、テストの解答をすべて覚えるのは難しい。
そこで、解答を分けて覚えるのだ。
ほとんどの場合、表面の左側と右側、裏面の3か所に分けている。
最初に、表面の左側だけ覚える。
そして、左側だけを丸つけしていく。
次に、右側を覚えて丸つけをする。
最後に、裏面も同じようにして丸つけをする。
覚えるまでが大変だが、一旦覚えると解答と照らし合わせる時間を省けるので、丸つけが速くなる。
全員の丸つけが終わったら、点数をノートに控えながら返却する。
子どもは、見直しシート(正進社)を見ながら、赤鉛筆で直す。
直した子から再度持ってこさせてハンコを押して返却。
45分間で丸つけ、直し、返却まで行ってしまう。
全てのテストでこのようにできることはなかなかないが、できるだけその場主義で処理していくことで、大量にある学期末の他の仕事に時間をあてることができる。
0回すごい!ボタンが押されました