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TOSSランドNo: 4012353 更新:2012年12月31日

跳び箱の移動を効率よく,安全に行うシステムづくり


 

 

跳び箱の準備と片付けには、システムが必要だ。システムがあれば効率的に、しかも安全に行えるし,活動時間も確保できる。

決められた時間の中で、効率よく指導していかなかったら出来る喜びも伸びる楽しさも味わわせることができない。
『「体育授業の法則化」で授業が変わる』根本正雄著(明治図書)

1 全体像をイメージさせる。

 どこに何を置くかをイメージできれば、子どもたちは動きやすい。そのために全体図を見せると良い。
ホワイトボードに書いておけば,毎時間使うことができる。ホワイトボードがなければ,スケッチブックに書いて説明する。
色別のカラーコーンを置くことも分かりやすい。
「1班は緑色のコーン、2班は赤色のコーンに置きます。」と指示するだけで混乱なく設置できる。

2 時間差をつくる

 跳び箱には、マット、踏み切り板などたくさんの用具を使う。一度に用具を準備させようとすると、混乱して危険だ。そのため時間差をつけることが必要になる。
 運ぶ距離の長いグループから準備や片付けをするよう教師が指示する。
「1班どうぞ」前の班が用具を動かし出した頃「2班どうぞ」と次の班に指示を出す。そうすれば時間差ができるので混み合うことはない。タイミングをしっかり計らえば、空白の時間も生じない。
 可能であれば分散して用意しておくとさらにスムーズに行える。休み時間のうちに、用具が載った台車を倉庫から出し,体育館の端に分散して置いておくのだ。
 また,台車に載っていれば教師一人でも倉庫から移動することができる。

3 運び方を教える。

子どもたちは、用具の「運び方」を教えられていない。危険だ。授業の最初に、子どもたちを集め、丁寧に教える必要がある。

① マットは4人
② 踏み切り板は2人
③ 跳び箱は1段目を2人
④ 跳び箱の残りを2人

 これが原則である。代表のグループに実際にやらせることで、全員の子がイメージできるようになる。また、安全を確保するために,運ぶときは決して走らないことも確認しておく。 
 分担もしなければならない。3年生などは重い跳び箱を運びたがり、けんかになることもある。最初のうちは、教師が分担してしまってもよい。
 例えば,「前から2番目までの人は踏切板を運びます。起立、どうぞ」「3番目と4番目の人は跳び箱の1段目です。起立、どうぞ。」このように次々と指示を出していけば、スムーズに準備ができる。片付けも同じにやれば良い。
 もちろん、慣れてくれば、グループ内で協力して準備と片付けができるようになることが好ましい。

4 基準を示し,褒める。

 子どもたちを動かす上で、評定をすることも大切だ。根本正雄氏の実践として,次の指示がある。

これから跳び箱の準備をします。3分以内でできたら新幹線ひかりです。4分以内でできたら新幹線こだまです。5分以内でできたら普通列車です。

 この指示の効果は絶大だ。昨年十一月月に、栃木で行われた「体育授業てんこもりセミナー」に参加した。その中で行われた立ち幅跳びの授業の片付けの際、この指示が出された。この指示が出たとたん、参加者の目の色が変わった。グループで協力し合い、素早く片付けを始めたのだ。そして、早くできたグループは先生から「ひかりです!」とうんと褒めてもらえる。指示一つで、大人でも動きが変わる。子どもはなおさらである。
 ただし、これも指導されていない状態では効果がない。準備や片付けの仕方を具体的に教え、安全に、そして効率よくできる手立てがあってこその指示である。


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