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TOSSランドNo: 1397047 更新:2012年12月31日

うっとりするノートへの道 算数編


1 まずは保護者の理解

 初任の年、向山型算数を知った私は、是非とも「うっとりとするほどきれいなノート」を書
かせたいと思った。そこで、保護者に対して「22行のノート以外使わせません。新しい年
は、新しいノートで始めます。」と宣言した。すると、保護者は猛反発。「去年使っていたノ
ートを使い終わらないまま新しいノートを使ったらもったいないではないか。」「こんなにす
き間だらけにノートを使ったらもったいないではないか。」「物を大切に使うことを教えなく
て良いのか。」「あちこちに書いてある、花丸や蝶々はなんだ。」いくら主意説明をしても駄
目だった。懇談会で説明しても、学級通信に本を引用しても理解は得られなかった。当た
り前である。教師成り立てのぺーぺーに偉そうに理屈を言われても納得出るはずもない。

最初のノートは担任が一括購入する。

 TOSSノートを100冊一括購入すれば、一冊あたり100円である。最初に安くて使
いやすいノートを見せれば保護者も納得だ。                    
 そして、そのノートを使って子どもに力を付け、子どもの事実を見せればよいのだ。
 綺麗になっているノート、算数が得意になってきている状況を学級通信で報告すことで、保護者の信用もいくらか取り戻せた。        

2 ノート指導のパーツ

○ノートは見開きで新しいページから始める。
○日付とページとタイトルを書く。
○ページ数は赤で囲む。(赤鉛筆で書き、定規使用)
○線はミニ定規で引く。(+=×の線も定規を使う)
○教科書の問題番号を書く。
○左右に並ぶ式と式の間は指二本入るように開ける。
○下は、一行か二行あけて次の問題を書く。
○文字は罫線に触れるくらい大きく。(濃い字で書く)
○消しゴムで消さない。(間違えたら、どうどうと×を書いて、書き直す。)
○補助計算もどうどうと書く。

3 妥協しない

「できたらノートを持ってらっしゃい。」                     
 次々とノートを持ってくる子どもたち。定規を使っていないノート、問題番号を書いて
ないノートなどは次々と×にしていく。すると、クラス一の悪筆のA君がなんとか、問題
を解いて持ってきた。算数が苦手なA君が、一生懸命考えて正解を持ってきたのだ。
定規は使っていない。問題番号も無い。問題もつめて書いている。ここで×をつけると、
全問やり直しに等しい。そこで、つい「今日は、定規つかってないのを○にするけど、次
はきちんと書いて来るんだよ。」と○を付けてしまった。               
次の日の算数。「できた。」笑顔でA君がやってくる。やはり、定規も使っていないし、
問題番号も無い。「定規を使っていないから×です。」と×を付けた。むくれるA君。授
業不参加を決めこんだ。こうして、A君は見事に定規をつかわずに、問題番号を書かずに
○をもらう権利を得たのである。                         
  最初にA君のためと思い、それが優しさだと思って妥協した。 
最初に、妥協してしまうと、それを取り返すことは難しい。
 

 結局、A君のノートを丁寧に書くチャンスを奪ってしまったのだ。  


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