TOSSランド

コンテンツ登録数
(2017/03/24 現在)

21381
TOSS子どもランド TOSSオリジナル教材 TOSS動画ランド TOSSメディア TOSS-SNS TOSS公式(オフィシャル)サイト
TOSS子どもランド
TOSSランドアーカイブ
TOSSランドNo: 6630713 更新:2012年12月31日

発達障害の児童の暴言を受けとめて、かわす。


1 子どもが教師の対応を真似ていく

当時、6年生の龍馬君は言う。

怒ってぐちゃぐちゃ言う人には、同じように怒ってぐちゃぐちゃ言いかえしてしまいます。
いらついてギャーギャー言う人には、同じようにいらついてぎゃーぎゃー言い返します。
いちいち文句を言う人には、同じように文句をいいます。

「発達障がいの本人の訴え―龍馬君の6年間ー」より

つまり、暴言に対し、厳しく注意したり、大きな声で叱っても、効果はないのである。
それどころか、ミラーの原理のように、教師と同じような行動をとっていくのである。
それでは、子どもとの関係が悪化するばかりである。
また、授業は崩れていくばかりである。
そこで、次のように対応を変える。

2 子どものよくない態度・暴言を受けとめて かわす

対応の原則は、次のとおりである。

(1)  「そうか」「そうなんだ」と言葉を受けとめる。
(2)  相手の言葉を繰り返す。(または、相手の行動を認める言葉を言う)
(3)  よくない行動を直す方向を示す。
(4)  すぐに、授業に戻す。

事例1
休み時間が終わり、算数の時間が始まった。
ADHDの疑いのあるA君とB君は、楽しそうにおしゃべりをやめない。
次のように言った。 

A君、B君、休み時間、楽しかったですね。
では、教科書32ページを開きます。
A君、32ページ、開きます。(いっしょに行う)
B君、準備していますね。

できるだけ、静かな声で話した。
一言も注意しなかった。
言葉を言いながら、算数の準備を一緒にした。
導入時、2人を授業にひきこむことができた。

事例2
友達の言葉で、A君がきれて、暴言を吐いた。
「A君、そんなこと言いません。」と注意した。すると、「うるせー、ばかやろう」と暴言を吐いてきた。
静かに、はっきりと次のように話す。

そうか。
うるせー、うるせー、うるせーよな。
うるせーのが、先生なんだ。
行動をなおしてほしい時にうるさくいうのが、先生なんだ。
さあ、問題③します。

A君は、しばらくぶつぶつ言っていたが、そのまま算数の学習を続けた。
A君の言った言葉を、「そうか」と受け止めて、繰り返したことがよいと考える。
また、くどくど言わずに、すぐに授業に戻るのがよいと考える。

事例3
A君は、自分が指名されなかったことに対して、急に大きな声を出して立ちあがり、「死ね、くそじじい」と暴言を吐いた。
ここでも、一旦言葉を受け止めた。

そうか。
くそじじい、くそじじい、くそじじいか。
でもね、くそガキさん、そんな失礼なことは言いません。
さあ、次の問題を読みます。

ここでも、注意していない。
A君が悔しくて腹が立った気持ちを少し「そうか。ー中略ーくそじじいか。」と受け止めた。
「くそじじい」と失礼な言葉を言うことには、注意を促した。
そして、すぐに授業に戻る。

A君は、しばらくぶつぶつ言っていたが、キレたり暴れたりすることなく授業に参加し続けた。


2回すごい!ボタンが押されました

コメント

※コメントを書き込むためには、ログインをお願いします。
New TOSSランド