毎年,年度の初めは自画像を描かせています。
画用紙配って「自分の顔を描きなさい」ではありません。
独断と偏見に満ちたこだわりのある描かせ方をしています。
そして,描かせ方は,毎年更新しています。
前年と同じ描かせ方はしません。
見る側からすれば,些細な部分です。
しかし,何がしかのバージョンアップをします。
今年も描かせ方に一工夫しました。
今年のこだわりは,「自分の顔の特徴をつかむ」ことです。
自分の顔を鏡で凝視する・・・。
自分の顔を揉んだり,ひっぱったり,つねったりする・・・。
これらの作業は,特徴をつかんだつもりにはなります。
しかし,それを画用紙上に反映できるかといえば,かなり高度な技術を要します。
紙の上でつかんだ特徴を表現させるためには,どうすればいいか。。。
考えました。
そして,出た結論は・・・。
「紙の上で特徴をつかませる」ことでした。
紙の上で直接特徴を描いてみることです。
写真を写すという方法もあります。
しかし,左にあるものを右に写すというのは,かなりの技術です。
それならば,直接なぞればいいのです。
子どもは,なぞり絵が大好きです。
それならば,自分の顔をなぞらせればいいのです。
なぞり専用の「直写ノート」があります。
【直写に特化した日本初のノートです!】
TOSS直写ノートは白無地の薄い紙が綴られています。
お手本を下にひくと,右の画像のように薄い線が浮かび上がります。薄い線の通りに上からえんぴつなどでなぞってください。お手本は, 日本地図や名文・詩文,名画など,工夫次第で無限の可能性が広がります。(ホームページより)
直写ノートの1ページ目に,先日撮った個人写真の白黒コピーを敷きました。
子ども達は,自分の顔を直写しました。
教室は,シーンとなりました。
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