TOSSランド

コンテンツ登録数
(2019/09/23 現在)

21653
TOSS子どもランド TOSSオリジナル教材 TOSS動画ランド TOSSメディア TOSS-SNS TOSS公式(オフィシャル)サイト
TOSS子どもランド
TOSSランドアーカイブ
TOSSランドNo: 1213220 更新:2012年12月31日

前島康志氏の女子も燃えるサッカー指導


 前島康志氏の女子も燃えるサッカーは、分かりやすくまとめれている。サッカーを指導すると最初にぶつかるのが女子の問題である。ボールを怖がる。ボールコントロールができない。ルールが分からないなどの問題である。
 それらの問題について前島氏は実践を通して、女子も活躍し燃える指導法を紹介している。
 サッカーが上達するには、サッカーの習熟過程に沿って指導していくことである。前島氏はサッカーの基礎感覚づくり、基礎技能づくり、運動課題づくりの順に述べている。
 特に女子のサッカーを指導するには、基礎感覚づくり、基礎技能づくりが大切である。サッカー経験の少ない子供にとって、ボールに対する感覚作り、ボールコントロールの技能づくりは重要である。

1.サッカーの基礎感覚づくり

 サッカーの基礎感覚を前島氏は、次の4つにまとめている。

 ① ボールを止める 平衡感覚・ボールを足で操作する感覚
 ② ボールをける  平衡感覚・視覚調整感覚
 ③ ボールを運ぶ  視覚調整感覚・ボールを足で操作する感覚
 ④ 走る      走の感覚・視覚調整感覚

具体的な指導は次のようにしている。

 ① 平衡感覚

 ボールを足で止めたり、けったりするときに必要な感覚である。

 ア 片足立ち
 イ 片足ジャンケン
 ウ 片足ずもう

 これらの練習によって片足での平衡感覚が身に付く。サッカーは片足でボールを止めたりけったりする運動である。
 片足での動き作りができているとボールコントロールがしやすい。特に女子の場合は片足での運動経験がないので、十分行っていく。

 ② 走の感覚

 サッカーは走る運動である。変化のある走りをたくさん体感させなければならない。

 ア フリー走  決められた範囲を自由に走る。
 イ ギャロップ 横向きになって走る。
 ウ ターン走  走りながら方向転換する。

 これらの変化のある走りと同時に平行感覚を育てる運動と一緒に行っていくと効果的である。

 ③ 視覚調整感覚

 ボールを操作するときに必要なのは状況判断力である。ボールがどこにあるのか、どこへけったらよいのかを判断することである。
 視覚調整感覚とは、目で状況を判断し運動していくことであ。前島氏は「転がしターン競争」という課題ゲームで行っている。

 ④ ボールを足で操作する感覚

 ボールを足で操作する感覚とはボールコンタクトのことである。ボールコンタクトができないとサッカーは上達しない。そのための練習方法を次のように紹介している。

 ア ボールの踏み換え
 イ ボールを左右に動かす 
 ウ ボールを前後に動かす
 エ ボールを足の内側で動かす 
 オ ボールを足の甲で浮かせる動き

2.サッカーの基礎技能づくりと運動課題

 基礎技能作りとしては次の4点をあげている。

 ① ボールを止める ストッピング トラッピング
 ② ボールを運ぶ  ドリブル
 ③ ボールをける  シュート パス
 ④ 状況判断力   サッカーのゲームで必要な知識も含めて

 前島氏はこれらの技能を課題ゲームの中で行っている。直接一つ一つの技能を指導するのでなく、ゲームを行う中で楽しく技能が身に付くように行っている。

 ① ドリブル・ボールコントロールを高める課題ゲーム

 ア だるまさんがころんだ
 イ コピードリブル
 ウ ドリブルリレー
 エ 引越しゲーム 
 オ かっぱの川流れ
 カ 関所破り

 ② ボールをける技能を身につける課題ゲーム

 ア 卵割りシュートゲーム
 イ 向山式シュートゲーム
 ウ シュートゲームの応用
 オ キックターゲット

 ③ 総合的な技能を身につける課題ゲーム

 ア サッカーゲーム
 イ サッカーずもう
 ウ スリーゴールゲーム
 エ 3オン3
 オ スクエアーパス
 カ トライアングルパス
 キ ボールキープゲーム
 ク パスアンドゴー

 前島氏はサッカーの運動課題で各学年のモデルプランを示している。
 低学年、中学年、高学年ごとにプランが示されている。各学級の実態に合わせて、前島氏の示されたプランをもとに実践していってほしい。
 モデルプランがあると授業が組み立てやすい。1週間分の計画を立てておくとよい。

3.サッカーのつまずきと指導のコツ

 サッカーのつまずきと指導の方法として次の内容をあげている。子供のつまずきに応じて指導していくことが指導では大切である。どんなつまずきに対してどのように指導するかが述べられている。

 ① ゲーム中心で個人の技能が伸びない。

 ア ボールコンタクトが身に付かない 
 イ ボールを正しくけることができない
 ウ ボールを止めることができない

② サッカーが得意な子供だけが活躍する。

 ア 得点者は交代する。
 イ 全員が得点するまで次の得点ができない。
 ウ コートの制限
 エ アシストチャンピオンを決める。

 ③ 女子の運動量が少ない。

 女子が活躍するルール・場づくりを設定する。

 ア 女子の得点は倍にする。
 イ 違う女子が得点したら、さらにボーナス点がつく。
 ウ 男子は、得点したら外に出て、誰かが得点するまで入れない。
 エ 場の制限の中でのフリーマン制

4.サッカーの発展学習と補充指導

 運動能力を診断し、能力に応じた指導ができるようになっている。
 診断チェックシートの実践例を次のように示している。

 ① 基礎感覚運動(ボールコンタクト)

 診断内容は、「足の裏でボールを引いて、足の甲でボールをすくい上げ、5回連続でけり続けることができる」かである。
 できる場合は発展学習として、ボールリフティング、サッカーテニスを行う。できない場合は補充学習として、簡単なボールコンタクトを行っていく。
 5回連続でけり続けることができるかで診断する。5回連続でけり続けることができれは基礎機能はついている。5回という数値を示すことが子供の目標になる。

 ② 基礎技能運動(ボールをける・止める)

 診断内容は、「トライアングルパスゲームで1分間に30回パスをつなげることができた」かである。
 できる場合は発展学習として、スクエアパスでの課題ゲームを行う。できない場合は補充学習として、パスアンドゴー、向山式シュートを行っていく。
 1分間に30回パスをするという目標によって、ボールをける・止めるという技能を診断する。
 基準を明確に示すことによって、学習の内容が明確になり、子供の自主活動がなされていく。
 女子も燃えるサッカーの授業作りをしてほしい。


0回すごい!ボタンが押されました

コメント

※コメントを書き込むためには、ログインをお願いします。
New TOSSランド