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TOSSランドNo: 5092908 更新:2012年12月31日

全校朝礼での話 ~自分で確かめることの大切さを~


全校朝礼でのお話 ~自分で確かめることの大切さを~

「子どもの心を育てる全校朝会のネタ114」(明治図書)
「不思議たくさん」の修正追試である。
 前掲書での話のねらいは,
「世の中の不思議に好奇心を持たせ,視野を広く持たせる。」であった。
 しかし,私がこの話から伝えたかったのは,
「自分で確かめてみることの大切さ」である。
 そこで,実際の話の中からそのことに必要な部分だけを取り出して追試を行った。

おもむろに子どもたちの前に立つ。

「えい,えい,えい」
(実際に短い竿を持ち込み,動作化)

 太郎君が物干し竿で何かしていると,次郎君がやってきました。
「ねぇねぇ太郎くん。何やっているの。」
「空にある,星をとろうとしているんだけど,なかなかとれないんだよ。」

 次郎君は,大笑いをして言いました。
「ばっかだなぁ。そんなものでとれる分けないじゃないか。
 星はね,空に穴ができて,そこに光が漏れたものなんだよ」

少し間をあけ,子供たちの表情を伺う。

説明1:

「んっ」と思った人は鋭い。
 太郎君も次郎君もどちらも間違っていますね。
 ですが,2人には大きな違いがあります。

発問1:

 どちらか一人は,これから先,賢くなるコツを持っています。
 物干し竿の太郎君,大笑いの次郎君。
 どちらが賢くなっていくと思いますか。

指示1:

 物干し竿の太郎君が賢くなると思う人。 
 大笑いの次郎君が賢くなると思う人。

 8割くらいが物干し竿の太郎君に手を挙げた。
 時間があれば,その理由も考えてほしかったが,
 限られた時間であったのでそこまではできなかった。

説明2:

 賢くなっていくのは,太郎君です。
 なぜかというと,太郎君は物干し竿を持って,
 自分で確かめているからです。
 何度も何度も失敗していく中で,
 星をとることはできないのだと言うことを知るのです。
 しかし,次郎君は,相手の意見を馬鹿にして大笑いするだけです。
 次郎君は,この先ずっとその間違いに気づくことはないのです。

説明3:

 賢くなっていくためのコツ。
 それは,ふしぎに思ったことを自分で確かめてみることです。
 自分で確かめて見ることは,結構楽しいですよ。

全校朝礼の話を終えて

よかった点,悪かった点,反省点を思いつくままにあげていく。

1.最初は,この話の続きとして,そのために図書室の利用が有効であること,
  読書の秋,ということも話そうとしていた。
  しかし,一度の話の中に2つも3つも要素を入れては,
  何を話したいのかが伝わらないと思い1つに絞った。

2.伝えたいことを1つに絞った。
  しかし,最終的に何が言いたいのかまとめをうまくできなかった。

3.話す内容を頭の中で繰り返してみた。
  しかし,本気で取りかかったのは,前日の夜から。
  前日の夜,当日の朝とテープに撮りながら何度も何度も練習した。
  時間も計りながら。しかし,一度も思うようにいかないままだった。
  もっともっと早く取り組めばよかった。 

4.「もの」を用意した。
  出だしで引きつけようと思った。
  「えい,えい,えい」
  子供たちは,なんだなんだというようにこちらに注目したと思う。
  ここは,成功だった。

6.1年生のA君。
  発達障がいの特性のある子どもの「おもちろ~い」と言う声が聞こえた。
  最後までこちらを見ているのが見えた。うれしかった。

7.子供たちの笑顔が印象的だった。
  次はどうなるのだろうという期待があったのかも知れない。
  だからこそ,最後のまとめをしっかりしたかった。

8.どちらが賢くなるかという簡単なクイズを取り入れた。
  はじめは予定になかったが,何度も自分で話しているうちに,
  クイズを取り入れたほうが子供たちが聞きやすいと感じたからだ。
  クイズを聞いた後,それをどう生かすことができるか。
  そこが問題かと思う。今後の課題としたい。

9.ものすごく緊張した。終わった後の職員朝礼では,
  緊張がとけず,鉛筆の字が思うようにかけなかった。
   
10.本番が,一番スムーズにはなせた。
   それでもたどたどしかったのは言うまでもないが・・・。
   本番で思い出せず止まることがあるかも知れないと思っていたので,
   ほっとした。

 とてもいい経験になった。課題もたくさんあった。
 向山洋一氏は,初任の全校朝礼の話にも指導案を書いていた。
 知っていながら,そこまではできなかった。
 話す言葉を文章にするところまではやったが・・・。
 細かい配慮までは全然できなかった。
 知っていても,実際に行うことがいかに難しいか感じた。
 でもやらなければならない。それが教師修業なのだから。

以上、教師1年目の全校朝礼の話である。
文章も、その当時のままである。


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