母音の発音指導、長音・拗音・促音などの言葉の指導は、中黒点で区切り、1音1音、口を大きく開けて、発音させていくと効果的である。
T 「あ・り」
C 「あ・り」
カードを裏返す。
T 「あり」
C 「あり」
次のカードをめくる。
できれば、絵の入ったカードがよい。子供たちが喜ぶ。
また、障害のある子や学力の低い子も、絵から言葉を結ぶ付け、言葉をつなげていくことができ、効果がある。
慣れてくると、手拍子をつけながら行うと楽しい。
また、拗音や促音、長音の指導には、手拍子をしながら、拍の数を意識させることができる。
「で・ん・し・ゃ」のカードを見せながら、
T 「手をたたきながら言います」
反対の手で拍数を指折る。
T 「何回手をたたきましたか」
C 「4回です」
T 「何回?」
C 「3回です」
カードを裏返して「でんしゃ」を見せる。
T 「手をたたきながら」
反対の手で拍数を指折る。
T 「何回?」
C 「3回です」
と、いうように、つぎつぎカードをテンポよくめくる。
一字違うだけで、意味が全く変わってしまうところがおもしろい。
絵入りのカードにすることにより、どの子も絵と文字が結びつき、楽しく覚えていくことができる。
T 「かき」のカードを見せて、
「かき」
C 「かき」
T 「゛がつくと」
T 同時にカードを裏返して
T 「かぎ」
T 「おばあさん」のカードを見せて、
T 「おばあさん」
C 「おばあさん」
T 同時にカードを裏返して
「おばさんに変身!」
C 「おばさん」
濁音、長音以外にも、同じように「ねこ」「ねっこ」などの促音、「いしや」「いしゃ」などの拗音、「きり」「きりん」などの撥音でも
絵があると効果的に指導できる。繰り返し、繰り返し、声に出して言うことにより、確実に定着していく。
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