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TOSSランドNo: 7916428 更新:2012年12月31日

震災から立ち上がる


震災から立ち上がる

東京中の小学校で行われている学校公開での「道徳地区公開講座」で行った授業です。

説明1:

2011年3月11日、午後2時46分頃。東北地方岩手県沖から茨城県沖にかけて、巨大な地震が発生しました。マグニチュード9.0の地震が引き起こした津波は町を飲み込みました。東日本大震災です。

説明2:

これまでに分かっているだけで、死者・行方不明者をあわせ約27000人、全壊・半壊した家は18万戸以上、現在でも避難を続けている方は約10万人に上ります。

説明3:

皆さんの住んでいる○○町の周りで考えましょう。27000人という人数はA町1~4丁目すべて、B町1~2丁目すべて、C町のすべての人数を合わせた数と、ほぼ同じです。それだけの人数が地震と、それに続く津波で、ほぼ一瞬の間に命を落としました。家の数18万戸は板橋区の家の数のおよそ2/3になります。4階の教室からぐるっと見回した時に、見える範囲すべてががれきの山になってしまったと考えて、だいたいあっています。

説明4:

今日は、東日本大震災について、一緒に考えていきます。

指示1:

東日本大震災のために起こったことを、できるだけたくさん箇条書きにしましょう。

箇条書きをさせたあと、発表させる。

説明5:

多くの方が亡くなった一方、生還した人もいました。ある小学校の先生です。その方の書いた文章の一部を読みます。(『ツーウェイ』2011年6月号の手記を抜粋して読み上げる)

説明6:

震災が起こった直後から、多くの手が被災地に差し伸べられました。日本全国の警察、消防、自衛隊の方が被災地に向け出発し、多くの人を救いました。それだけではありません。世界中から日本に向けて協力の申し出があったのです。

発問1:

外国の方が日本に協力を申し出てくれた理由は何でしょうか。これらの写真を見て考えましょう。

箇条書きさせたあと、発表させる。

発問2:

震災の翌日、国連から日本に向けてメッセージが送られました。読みましょう。「日本は今まで世界中に○○をしてきた○○大国だ。今回は国連が全力で日本を○○する。」○に入る漢字2文字を考えましょう。

説明7:

その通り、援助です。今見せた4つの写真はすべて日本が海外に行った援助の様子を写した写真です。ODA(政府開発援助)と言います(言ってみましょう、さんはい)。

説明8:

ODAとは、発展途中の国々に、日本がお金や技術を無料で出す仕組みのことです。例えばタイでは地下鉄を作りました。チュニジアで橋を架け、道路を整備しました。エチオピアでは水道を敷きました。ウズベキスタンでは農業高校を作り、農業のやり方を伝えています。

発問3:

では、過去30年で日本はいくらくらいのお金をODAとして使ってきたでしょうか。

適当でよいので言わせる。

説明9:

正解は25兆8000億円です(0から順に書いていくといい)。ちょっと想像付かないくらいの金額ですね。ちなみに、この板橋区の1年間の予算はおよそ2000億円です。板橋区を運営していく130年分のお金をかけて、長い期間、日本は世界のために援助をしてきました。日本は、援助大国、世界中の発展しつつある国から見ると良いことをしてきた国なのです。だからこそ、今回、世界の国々が日本に手を差し伸べようとしているのです。

発問4:

それだけではありません。世界の人々は今回の震災で、日本人の行動に大きな驚きを覚えました。それはどんなことでしょうか。

説明10:

例えば中国のツイッターでは次のような言葉が書かれました。「(こうしたマナーの良さは)教育の結果。(日中の順位が逆転した)国内総生産(GDP)の規模だけで得られるものではない」、「中国は50年後でも実現できない」。
アメリカのニュースチャンネル、CNNでは「日本の国民はミラクルだ。被害は確定しないが、他国だったら数倍の被害になっていただろう。ハイチの500倍以上の威力の地震で津波到達まで5分しか時間ない中で、信じられない対応だ。」と報道されました。
また、イギリスの新聞「ザ・タイムス」の東京支局長は次のような文を書きました。「日本には16年間住んでいますが、また新しい日本の魅力を発見した気分です。なぜ彼らは災害時でも寛容で、冷静なのか。イギリス人なら、窃盗はするだろうし、ケンカもする。なのに、日本人はこの悲惨な状況に必死で耐えている」
どの国から見ても、地震が起こったときやその後の日本人の対応は、信じられないほどすごいものに映ったのです。

発問5:

さて、これらは、何県の写真でしょうか。

発言させる。

説明11:

これらは兵庫県の写真です。阪神淡路大震災の被災地です。皆さんが生まれる前、1995年に起こりました。明け方に起こったため、6000人以上の方が家の下敷きになり、逃げられずに焼け死にました。その時の町の様子です。

発問6:

これらの町は、地震の前以上にきれいな街並みとなって復興しました。では、このように復興していくのに何年かかったでしょうか。

発表させる。

説明12:

この写真は同じ場所で同じ角度から7年後に撮ったものです。もちろん、これより早く復興した場所もあります。一方では復興までに10年以上かかった場所もあります。

説明13:

今回の大震災は阪神より規模が大きいものです。そして広い範囲にわたっています。でも、先生は必ず復興すると信じています。今日学んだように、私たち日本人には、外国から驚かれるほどの行動がとれるからです。そして今まで多くの国に援助をしてきた力があるからです。そして何より、震災から復興した、その実績があるからです。

発問7:

今日の授業の感想を書きましょう。

指名なしで発表させて授業を終える。


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