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TOSSランドNo: 2093958 更新:2012年12月31日

カストーディアルの話


発問1:

クイズです。どこのことか分かったら座ります。全員起立。

ヒント1 アメリカ生まれ
ヒント2 東京ドームの約18倍
ヒント3 星の旅
ヒント4 大きな雷の山
ヒント5 ネズミがいる
ヒント6 千葉なのに東京○○○○○ランド

指示1:

分かった人で答えます。

東京ディズニーランド

発問2:

ディズニーランドの創始者は誰でしょう?

ウォルト・ディズニー

指示2:

ディズニーさんがアメリカにディズニーランドをつくる時に、一番大切にした考えとはどんなことでしょう。( )に言葉を埋めて、ノートに書いてごらんなさい。

お客様に(夢)と(感動)を与える

説明1:

東京ディズニーランドでも同じ考えをしています。その結果、東京ディズニーランドは毎年1500万人もの人が訪れます。

説明2:

東京ディズニーランドで働いている人のことをキャストといいます。キャストとは劇や映画の配役のことです。

指示3:

では、ディズニーランドがお客様に夢と感動をプレゼントするために一番力を入れている仕事とはなんでしょう。ノートに書いてごらんなさい。

正解はそうじ係

説明3:

この掃除係のことをディズニーランドではカストーディアルと言います。

説明4:

カストーディアルの人たちは、朝から晩まで、300人ずつ15分交代でそうじをしています。この授業中にも、3回出動しているのです。また、ナイトカストーディアルと呼ばれる人たちがいます。彼らは、閉園後、あの広いパーク内を全て水洗いしたりトイレ掃除をしています。このような人たちがいるからディズニーランドはいつもキレイなのです。

指示4:

ナイトカストーディアルには、具体的なそうじの目標というのがあります。その目標とはなんでしょう。ノートに(  )を埋めて書いてごらん。

目標(赤ちゃん)が(ハイハイ)しても大丈夫なくらいきれいにする。

説明5:

それくらい徹底して水洗いをしているのです。でも、真夜中の掃除というのは、やっぱり寂しいし、いやになる時もあります。あるナイトカストーディアルの話です。

以下の資料1を読む。

資料1
東京ディズニーランドの役員である北村さんは、従業員とコミュニケーションをとるために、月に2・3回は、自らナイトカストーディアルとして深夜の掃除をするそうである。
ある夜、北村さんが「アドベンチャーランド」を掃除し、食堂の厨房を洗い終えた午前3時頃、トゥモローランドへ移動したときのことである。そこには、大きなトイレがあり、若いナイトカストーディアルが掃除をしているのが見えた。しかし、彼が一人で一生懸命ゴシゴシと掃除しているのに、そのトイレから話し声が聞こえてくる。

発問3:

話し声が聞こえるのはなぜでしょう。

説明6:

正解は、「便器に話しかけていたから」です。どうしてそんなことをしていたのでしょう。資料の続きを読みます。

資料2
北村さんが不思議に思って、近づいてよく聞いてみると、何と彼は便器に話しかけながら掃除をやっていたのである。これには、北村さんもビックリした。そして、なぜ便器に話しかけているのかを彼に尋ねた。彼はぽつりぽつりと話しはじめた。

「僕は、自分で希望して、この職業を選んだけれど、この仕事が嫌で嫌でしかたがありませんでした。夜はやっぱり寂しいし、こんなに広いところを少ない人数でピカピカにするのはつらい。どうしてこんな事をやっているのか、情けなくなってきたんです。何度もやめようと思った。
でも、本場アメリカのディズニーランドへ行って、考え方が変わったんです。なぜなら、むこうのナイトカストーディアルは
『こんな素晴らしい仕事をどうして嫌がるんだ。僕は全然さびしくないよ。なぜだか教えてやろうか』と言って、トイレに連れて行ってくれたんです。それで『これはみんな僕の友達だよ、名前もあるんだよ』と言って、ずらっと並んだ便器を
『トム・ジャック、スティーブ ・・・』
と順番に呼んで紹介してくれました。
『僕は、毎晩彼らと話しながら仕事してるんだ』
というなり、彼は
『トム、どうだい元気かい。そうか、今日は思いきり汚されたからキレイにしてくれって?よし、思いっきりキレイにしてあげるよ』
なんて言いながら、掃除していくんです。
『こうしてキレイにしてあげると、便器も喜ぶし、お客さんも喜ぶんだ。そして、ぼくも楽しいよ』
これはスゴイ。僕は思わず泣けてきました。よし、僕もこれでいこう。そう思って、日本に帰ってきてから頑張っているんです。」

彼は、こんな話をしてくれた。北村さんは、心がホッと暖まるような感動を覚えた。

指示5:

夢と感動をプレゼントするのに大切なことはなんでしょうか?ノートに感想と一緒に書いてごらんなさい。

書けた子から指名なし発表
子どもの感想の一部
子どもの感想
・精一杯やっている人たちを応援したい。カストーディアルの人たちは、身近なものまで一生懸命そうじするなんてすごい思いのいい人たちばかりだと思う。カストーディアルの人たちだけでなくディズニーランド全体の人たちは、お客様の気持ちをよく考えている人たち。やさしい思いを体で伝えているんだと思う。

・一人ひとりが、せいいっぱいゴミ拾いや、そうじをして、小さいことでも、大きなことに変えていくのは、大切だと思う。

・ぼくは、ディズニーランドのキャスト(従業員)はすごいと思った。ぼくも読んで心がほっとした。あと名前をつけて便器を洗うなんてすごいと思った。  

・暗い顔より明るい顔でいたり、楽しい気持ちになっておどったりすることだと思います。思ったことは、ディズニーランドで働いている人は、目標があって、それにつくしていっているのがすごいなと思った。

・私は、この話を読んで、最初は「へんなのー」とか思っていたけど、最後の方の話を読んで「あっそうなんだー」とか思ったりしました。でもその彼はすごいと思います。他人にみつかってすぐ恥ずかしいとか、見つかったじゃなくて、ちゃんと、わけを話しているからです。  

参考文献
粟田房穂「ディズニーランドの経済学」朝日新聞社 1987年
今井 敦 『カストーディアルから学ぶ』旧TOSSランド№2210049
http://www.page.sannet.ne.jp/atsusi-imai/ron7.htm


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