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TOSSランドNo: 9757770 更新:2012年11月25日

4・5・6年生で追試した前転ボールキャッチ


体つくり運動で「前転ボールキャッチ」に挑戦した。 
参考にした実践は白石周二氏「前転ボールキャッチ」1214131である。
修正箇所は以下である。

○技を細分化し、得点化した。→ 運動が苦手な子や失敗した子に配慮した。
○体ほぐし運動を授業の始まりと終わりに入れた。→ 子どもを飽きさせないようにした。またストレッチやクールダウンの効果をねらった。

本校は小規模校のため体育を4・5・6年合同で行っている。
4年生と5・6年生とでは体つくり運動の「ねらい」が異なる。4年生は「多様な動きをつくるため」、5・6年生は「巧みな動きを高めるため」となる。

1  指導して気づいた「前転ボールキャッチ指導のポイント」

【前転について】

  ・準備として「ゆりかご」「ゆりかごから起き上がり」をさせる。
  ・前転のコツを指導する。
   例)指先まっすぐ,軽く5本を開く。肩幅で手をつく。少し遠くに手をつく。
     手を使わずに立ち上がる。おしりとかかとを近づける。
  ・有効だった指示。
   「まっすぐなめらかに回れるかな。」「頭をマットに付けないようにしてまわりなさい。」「おへそを見るように。」
   「回り終わったらキョンシーになりなさい。」
  ・連続で前転させたり,素早く前転させたりする。
   例)ペアで競争させる。
     マットを横に敷き、横から前転させ「おしりが収まるようにまわりなさい。」と指示する。

  【ボールキャッチについて】

  ・教師がやってみれば分かる。かなり難しい。まずは教師がやってみること。技を細分化する必要があることが分かる。
  ・友だちに投げてもらったボールをキャッチする。
   例)前転した後 横から→前から キャッチする。
  ・ボールの種類を変える。  
   例)風船→ソフトバレー。→ドッジボール→バスケットボール 
  ・前転がおわる位置あたりに投げる
   例ボールの落ちる位置を決め、印をつける。
  ・ボールの投げる高さを決める。
   例)体育館2階にタフロープを張り(高さ4M位)ロープの上に投げさせる。

2  指導計画(全5時間)

1時間目
 【体ほぐしの運動】
 ・ストレッチ (前屈,股わり,アキレス腱のばしなど)
 ・じゃんけん (足で,じゃんけんおんぶ,馬跳びなど)
 【多様な動きをつくる運動・巧みな動きを高める運動】 
 ・数人で手を使わずに立ち上がるなど
 ・手押し相撲
 ・ボールを投げて手をたたきキャッチするなど
 ・前転ボールキャッチの練習
   前転の練習 ゆりかごなど 
   風船を投げての前転キャッチ
 【体ほぐしの運動】
 ・ストレッチ 

  2時間目
 【体ほぐしの運動】前時とほぼ同じ内容
 【多様な動きをつくる運動・巧みな動きをを高める運動】
 ・前転ボールキャッチの練習 
   前転(マット横) 
   友だちからボールを投げてもらいキャッチ
   風船やソフトバレーを投げての前転キャッチ 
 【体ほぐしの運動】前時とほぼ同じ内容

  3時間目
 【体ほぐしの運動】前時とほぼ同じ内容
 【多様な動きをつくる運動・巧みな動きを高める運動】
 ・前転ボールキャッチの練習 
   風船やソフトバレーを投げての前転キャッチ 
   友だちからボールを投げてもらってキャッチ
   マットに印をつけ、そこにボールを落とす練習 
   地上4M程の位置にタフロープを張り、それを目標としてボールを高く投げる練習
 【体ほぐしの運動】前時とほぼ同じ内様

 4時間目【体ほぐしの運動】前時とほぼ同じ内容
 【多様な動きをつくる運動・巧みな動きを高める運動】
 ・前転ボールキャッチの練習 
   地上5M程の位置にロープを張り、ボールを高く投げる練習
   前転しワンバウンドしたボールをキャッチ
   ノーバウンドでキャッチ
   4人グループでの見合い教え合い
 【体ほぐしの運動】前時とほぼ同じ内様

 5時間目(本時)
 【体ほぐしの運動】(前屈,股わり)
 【多様な動きをつくる運動・巧みな動きを高める運動】
 ・前転ボールキャッチ
   個人練習およびグループ練習
   赤白に分かれての練習
   ゲーム(試合)
 【体ほぐしの運動】(ストレッチ)
 

3 指導の実際

指示1:

来た人からマットを用意しなさい。終わったら紅白で座ります。    立ちます。

 ※掃除の後であったため体育館に来た人からマットを準備させ空白の時間をなくした。

指示2:

歩きます。

四つ足。
   途中までアザラシ。そのあと人間。
  
  ※リズム太鼓でテンポよく指示を出す。歩く、スキップ、ギャロップなどをさせた。

指示3:

ストレッチ。ペアになります。
   痛いところで止めてあげるのですよ。

   3人組。おへそを先生へむける。足がひろがる魔法をかけます。
   ひとりが座り,足を広げる。板を数えておきます。
   足を閉じる。あとの二人は閉じさせないようにする。5秒。
   そのあと,もう一度足をひろげてごらんなさい。

発問1:

足がさっきより広がるようになった人?○○さん,どう?人間の体って不思議だね。

※体に興味を持たせるためにこのようなストレッチを行った。「すげ~広がった!」と全員が体感できた。

指示4:

整列。今から,前転キャッチボールをします。
   5分程グループで練習したならば,試合をします。
   帽子はかべの所においておきなさい。

前時までに個人や4人グループでの練習をしてきている。4人で1つのマットを使用することで運動量を保障する。
   1人が練習した後に見ていた3人がアドバイスをする。言語活動を充実させた。
   「横にまがってるよ!」「もっと高く投げたほうがいい!」など。

指示5:

赤白で試合をします。
   1人3回。
   終わった人が点を入れます。はじめ。

【得点規準】  
   ボールを投げて前転する(とれなくても)・・・1点
   前転して投げたボールにタッチ・・・・・・・・・・・・・2点
   ワンバウンドしたボールをキャッチ・・・・・・・・・3点
   座ったり寝たりしてキャッチ・・・・・・・・・・・・・・・4点
   立って(ひざをしっかりたてて)キャッチ・・・5点
 
  ※1人3回行い,合計得点を紅白で競うようにする。その際、得点板を使用する。場の工夫は白石氏のサイトに詳しい。
   試合形式なのでとても盛り上がった。
   「早く立って!」などのアドバイスに加え「がんばれ!」などの励ましの声も上がった。

指示6:

集合します。赤、白。
   とっても上手です。
   ○○さんの声かけもよかったです。右!左!後ろ!立って!ワンバンでとれる!すばらしいです。
   もう一度,練習をします。自分のめあても確認してね。2分ほど。始め。

※早く回る、高く投げる、素早く立つ、など個に応じた目標をもたせておいた。

指示7:

2回戦をします。
   1回戦とくらべてどれだけのびるかな,得点がのびた方が勝ちですよ。
    始め。

※「もっと前!」「ワンバンでとれるよ!」「○○ちゃん頑張れ!」体育館割れんばかりの盛り上がり。
   逆転現象も起きる。   
   この日初めて成功したヒーローも誕生した。「ヤッター!」の声に拍手が起きる。

指示8:

終わります。集合します。赤は○点白は○点のびていました。
   1回目より,とっても上手。初めて成功した人もいたね。

 ※1回目と比べ両チーム20点近くののびがあった。全員が4点・5点を取れるようなった。

指示9:

ストレッチをします。   
   ペア。友だちの体の状態を教えてあげてね。やわくなってるよ,とか。   
   深呼吸をします。
  

  ※1時間の授業イメージは 静(体ほぐし)→動(多様な動き・巧みな動き)→静(体ほぐし) とした。

4  考察

○技を細分化し、得点化した点
 ・ボールを投げて前転しただけでも1点は入る。チームに貢献できて良かった。
  また、規準がはっきりしているので目標を持たせることもできたしトラブル防止にも繋がった。

○体ほぐし運動を授業の始まりと終わりに入れた点
 ・1時間前転ボールキャッチでは子どもは飽きる。ストレッチやじゃんけゲーム、手押し相撲など様々な運動を取り入れること  で子どもの学習意欲を維持できた。
 
○その他
 ・ストレッチなどでは音楽(BGM)を入れると良かったかもしれない。
 ・前転ボールキャッチをほとんどの子どもが成功させ達成感を味わわせることができた。
 ・参考文献など…文科省HPより 多様な動きを高めるハンドブック(ダウンロード可) 体つくり運動DVD(根本正雄)他


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