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TOSSランドNo: 1144006 更新:2012年11月25日

日本神話の読み聞かせシリーズ1「天地のはじめ」


天地のはじめ

 古事記は、                   

天地(あめつち)の初発(はじめ)の時、高天原(たかあまはら)に成りませる神の名(みな)は、天之御主神(あめのみなかぬしのかみ)、次に高御産巣日神(たかみむすびのかみ)、次に神産巣日神(かみむすびのかみ)。此の三柱の神は,並(みな)独り神成りまして、身(みみ)をかくしたまいき。

という書き出しで始まる物語です。
 はるかにはるかに遠い昔、はてしなく広がる天と地がまだその区別も付かないほど遠い昔、天之御中主神が、高天原に鳴り響いていたのでした。
 その天之御中主神が、高御産巣日神と神産巣日神の姿となって万物を生み出す準備を始められました。此の姿はあまりにも大きく、誰も見ることはできません。天と地はまだはっきりせず、水に浮いた油のように、海に浮かぶクラゲのように漂っていました。そこに生まれた神がうましあしかびひこじの神、次に、天の常たちの神とつづき、最後にあやかしこねの神が生まれました。此の神々もまだ姿は見えません。 
 いよいよ、天地を動かし、国を固め、万物を生み出し、この世をみえる形に現す働きの神として、男神である伊邪那岐神(いざなぎのかみ)と、女神である伊邪那美神(いざなみのみこと)が生まれました。 

国生み

 ある日、天之御中諸神は、伊邪那岐命と伊邪那美命に命じました。
「おまえたち二人で、あの波のように漂っている世界をしっかり固めて、立派な国を作ってきなさい」
と言って天の沼矛という槍を渡しました。
 二人の神は虹のような美しい天の浮き橋にたって下の世界をごらんになりました。天の沼矛を降ろしてくるくるかき回し、引き上げました。矛の先にしたたる塩が固まってオノコロ島が生まれました。
 二人の神はオノコロ島へ降りていきました。オノコロ島に着いた二人の神は天にも届くような大きな柱を立て、周りに御殿を造りました。二人の神は大きな柱を中心に男神は左から、女神は右から回って巡り会い国を生もうとされました。そして出会ったとき、女神が先に声をかけました。
「ああ、なんて立派な頼もしい方なんでしょう」
 続いて男神が、
「ああ、何と美しく愛しい方なのだろう」
と声をかけ合いました。
 御子は生まれたのですが、蛭のような骨のないグニャグニャの子でした。次も泡のような子でした。二人の神は、高天原の神々に相談しに行かれました。
「女神が先に声をかけたのがいけなかったのだ。もう一度やり直しなさい」
 二人の神はオノコロ島にもどり、今度は男神から声を掛け合って心が通い合うと、見事に成功して、八つの島が生まれました。これを大八島国(おおやしま)といい、日本のもう一つの名前です。


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