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TOSSランドNo: 8330568 更新:2012年12月29日

邪馬台国から古代日本と中国との関係を学ぶ


卑弥呼の絵を見せる。

説明1:

卑弥呼です。邪馬台国の女王だったと言われています。

生徒の方から「卑弥呼だ!」と声が上がればなおよい。
「どんな人だか知ってる?」「ある国の女王だったんだけど、その国の名前は?」などと発問し、知っている生徒に説明させればよい。

説明2:

邪馬台国は、こんな国だったと言われています。

以下の文を読み上げる。

邪馬台国にはもともと男の王がいたが、その後国内が乱れたので一人の女子を王とした。名を卑弥呼という。卑弥呼は呪術(占い)がたくみで、人民をうまく信頼させ支配している。年はとっているが夫はなく、弟がいて政治を補佐している。王になってからは彼女を見たものは少なく、女性の奴隷1000人がそば近くにつかえている。ただ一人の男子が卑弥呼の飲食の世話をし、その言葉を取り次ぐために居室に出入りしている。宮殿、物見台、城柵を厳重に設け、いつも人がいて、兵器を持って守っている。

発問1:

ところで卑弥呼が活躍した頃のことが、なぜこんなに詳しくわかるのですか。

指示1:

予想をノートに書きなさい。

時間をおいて発表させる。
「記録が発見されたから」
「残念ながらこの頃の日本人は字が書けません」
「遺跡が発掘されたから」
「それもありますが、ここまで詳しいことはわからないですね」

指示2:

答えは・・・・教科書に書いてあります。31ページを開きなさい。

「中国の歴史書に書いてあったんだ!」
「その通り。文明の進んでいた中国では、既に文字による記録が残っていたのですね。
卑弥呼が日本(倭)の30余りの国を従えていたことや、中国に使いを送ったことなども書かれています」

発問2:

そのとき卑弥呼は、中国の皇帝から3つのものをもらいました。何でしょうか?

指示3:

教科書から探してノートに書きなさい。

「親魏倭王」の称号、金印、道鏡100枚である。

発問3:

この中で卑弥呼が一番喜んだのは何だと思いますか。

指示4:

一つ選んでノートに書きなさい。書けた人は、理由も書くのですよ。

時間をおいて、指名なし発表させる。
「金印だと思います。金は一番価値が高いと思うからです」
「銅鏡だと思います。この頃の鏡は、おまじないに使われたと聞いたことがあるからです。占いで政治を行っていた卑弥呼には必要なものだったと思います」

説明3:

この頃、中国は世界で最も文明が進んでいる国の一つでした。その中国の皇帝に認めてもらうことは、日本の王としての地位をより確かなものにすることを意味していました。だから先生は、「親魏倭王」の称号を一番喜んだと予想します。

古代の日本は中国から学び、中国とかかわり、中国を追いかけながら成長する。
弥生時代後半の卑弥呼の時代は、そのベースになる時代である。
それを生徒達にも理解させて、次の時代へ進みたい。

★おまけ(時間があれば追加したい話)★

説明4:

ところで、卑弥呼の邪馬台国の位置は、今でもよくわかっていません。『魏志倭人伝』に行き方が書いてあるのですが正確ではなく、たどっていくと海の中に到着します。距離または方向が間違っていたと仮定すると、有力なのは近畿説と九州説です。でもまだ、決定的な証拠が見つかっていません。

発問4:

何が見つかったら、邪馬台国だと言えますか。

「金印」
「銅鏡100枚」
「宮殿、物見台、城柵」

「実は、そのようなものの一部が発見されているのです!」
そう言って、佐賀県の吉野ケ里遺跡や、奈良県の纏向遺跡(まきむくいせき)等の話をして授業を終える。
向山洋一氏の授業を追試してもおもしろい。
歴史のロマンを感じるストーリーである。


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