TOSSランド

コンテンツ登録数
(2019/09/21 現在)

21653
TOSS子どもランド TOSSオリジナル教材 TOSS動画ランド TOSSメディア TOSS-SNS TOSS公式(オフィシャル)サイト
TOSS子どもランド
TOSSランドアーカイブ
TOSSランドNo: 1213122 更新:2012年12月29日

高学年の楽しい体育三原則


第2期教育技術の法則化21 『誰でもできる楽しい体育』(根本正雄著 P12)の紹介  

高学年の発達特性は次のようである。

1 目標を立てて学習することが可能になる。
2 集団意識が強くなり、考え合い、協力し合う態度が身につく。
3 運動の見方・考え方が身についてくる。

このような発達に合わせて指導していくためには、次の三原則をふまえていくとよい。

1 課題解決学習を取り入れていく。
2 協力学習を取り入れていく。
3 科学的な学習を取り入れていく。

1 課題解決学習

高学年になると、自分を見つめ、自己の目標に向かって学習していくことができるようになる。
そこで学習方法は、教師から一方的に指示や課題を出すのではなく、自分達の力で解決していく方法を取る。
課題解決学習の手順は、次のように行う。

1 課題を明確にする。
2 運動の原理や法則を発見する。
3 練習方法を考える。

まず課題が何かを把握しないといけない。
サッカーでボールに密集するという問題が起きた。
そこで1つのチームは、次のような課題を立てた。

ボールに集まらないで、パスするにはどんな動きをしたらよいだろう。

グループになって、よいパスができているチームの動きを見たり、自分達で作戦盤を使ったりして話し合った。
子ども達は、次のようなことを考えた。

人のいないオープンスペースにボールをけって、パスをしていけばよい。

この考えが実際に正しいかどうかを練習で確かめ、その後、ゲームに使えるように練習していった。
教師から一方的に教え込むのではなく、自分達で発見し、解決していく中で身についた学習ができるのである。

2 協力学習

高学年になると、技術のポイントがわかってくる。
そこで、子ども相互の助け合い学習が可能になる。
助け合い学習が可能となるには、次の3点に留意していく。

留意点
① 技術のポイントがわかる。
② 相手の助言を素直に受け入れる。
③ 伸びたらほめたり、認めていく。

どこが、どのようになっているかのポイントがわからなければ教え合うことができない。
そこで、技術のポイントは、子ども同士で指摘し合えるようにしておく。
次は、相手の言うことを素直に受け入れる態度を作ることである。
相手の助言を無視したり、けなしていたのでは成立しない。
最後に一番大切なのは、少しでもよくなったら、相手をほめたり、認めていく態度を育てていくことである。
友達の励ましは、教師の励ましより効きめがある。
以上のような点に気をつけて学習していくと、協力学習ができていく。

3 科学的な学習

高学年になると、ただ「できる」「できない」を問題にするのではなく、「なぜそうなったのか」、「なぜできるのか」というところまで考えさせる学習が必要である。
つまり、物事を科学的にとらえ、考える学習をさせていくのである。
科学的な発見をしていくためには、次の3点をふまえていく。

1 うまくできた原因、失敗した原因を考える。
2 運動のしくみや体の動きの原理を考える。
3 無駄のない、合理的な動きを考える。

ただ運動していたのでは、科学的な学習にはならない。
例えば、運動種目を心拍数との関係で学習に取り入れていく。
その運動が学習の中で適切な運動量であったかが心拍数によってわかる。
高学年で馬跳びをを10回した時の心拍数応答(運動の強さの指数)は112~144だという(山地啓司『心拍数の科学』大修館書店)。
だから、馬跳びをする時には、ただ10回をやらせるのではない。
最初に心拍数が120前後になるくらいの強度が必要であることを理解させる。
その上で、無駄のない合理的な運動ができるようにしていく。
毎時間、記録をしていくことにより、自分の体力が高まったかどうか科学的に把握できるのである。
このように、科学的な学習を取り入れていくと、子どもは楽しく学習に取り組んでいくようになる。

TOSS(登録商標第4324345号)、TOSSランド(登録商標4468327号)
このサイト及びすべての登録コンテンツは著作権フリーではありません


0回すごい!ボタンが押されました

コメント

※コメントを書き込むためには、ログインをお願いします。
New TOSSランド