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TOSSランドNo: 7204109 更新:2012年11月25日

石碑のおしえ


〔授業用WEBワークを希望される場合、メールでご連絡ください。 メール 〕

1 TSUNAMI

発問1:

『TSUNAMI』 は日本語ですか、英語ですか。

説明1:

日本語の『津波』は『TSUNAMI』となって、世界共通語になりました。
それは、こういう出来事があったからです。

2 田老地区の津波被害

説明2:

岩手県宮古市田老地区。
歴史上何度も津波の被害にあってきました。
明治29年、明治三陸地震津波。
全国で死者22000人、田老地区では1867 人。

発問2:

これは、住民の何パーセントぐらいだと思いますか。

説明3:

83.1%の死者行方不明者を出しました。
昭和8年、昭和三陸地震津波。
全国で死者3064人、田老地区では911 人、32%が犠牲となりました。
田老は「津波太郎」と呼ばれるようになり、二つの三陸大津波は世界中に報道され、『TSUNAMI』は世界共通語になりました。

3 世界一の防潮堤

説明4:

この津波の教訓から、防潮堤作ることになりました。
幅15m、高さ10m、総延長2.4㎞で、総工費50億円。
1934年から1978年まで44年かけて、世界一の防潮堤が完成しました。
別名「万里の長城」といいます。
1960年のチリ地震津波では三陸海岸を中心に142人の死者が出ていますが、この”長城”のおかげで田老町は人的被害は皆無でした。
2004年 スマトラ沖地震。20万人の死者を出しました。
その後、世界中から見学者が続々とやってきました。
防災の町 田老と言われました。

発問3:

防潮堤は、今回の東日本大震災の津波から田老地区を守ったでしょうか。

説明5:

(田老地区の被害状況 ユーチューブから)
高さ20mを超える津波が、海側の堤防の基礎をえぐり、陸側の堤防を乗り越えました。
田老地区の死者の比率は特に高かったのです。
多くの人は防潮堤があるからと安心し、逃げなかったのです。

4 釜石市のスーパー防波堤

説明6:

岩手県釜石市
2年前、深さ63m、全長1960mの防波堤を、30年1200億円かけて完成させました。

発問4:

防波堤は、釜石の町を守ったでしょうか。

説明7:

(釜石の被害状況 ユーチューブから)
津波は、最新の防波堤を簡単に乗り越えてしまいました。

5 姉吉地区の石碑

説明8:

世界一の防潮堤や防波堤があっても町を守れなかったのです。
それがないところはどうなっていたでしょう。
同じ岩手県宮古市の姉吉地区。12世帯40人。

発問5:

防波堤も防潮堤もありません。住宅や住民はどうなったでしょうか。
 1 全滅 2 半分は無事 3 無事

説明9:

(姉吉地区の被害状況 ユーチューブから)
港にいた住民たちは大津波警報が発令されると、高台にある家を目指して、曲がりくねった約800メートルの坂道を駆け上がりました。
巨大な波が濁流となり、漁船もろとも押し寄せてきましたが、その勢いは石碑の約50メートル手前で止まり、すべての家屋が被害を免れました。

石碑には次の文が刻まれています。
「ここより下に家を建てるな」
石碑は海抜60mの所。昭和三陸地震津波の後に住民が建立したものです。
住民はこの教えを忠実に守りました。
この教訓のおかげで集落は生き残ったのです。

6 先人の知恵

説明10:

災害は津波だけではありません。
台風、火山の噴火、鉄砲水、・・・・。
どの地域にも、災害はあります。
そして、災害を経験した人々は、子々孫々に害を及ぼさないために、どうしたらいいかということを伝えてくれています。
奈良にもあるはずです。
次の時間は、先人の知恵を学びます。

参考文献
緊急出版 東日本大震災 大局を読む! 「李白社 / 長谷川慶太郎 日下公人」


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