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TOSSランドNo: 3526219 更新:2012年12月29日

算数QA


Q1 1年生の定規の取り扱いはどのようにすればよいですか。向山先生が1年生担任の時はどのようにしたのか教えてください。

①1年生のみに定規は、いつ頃から使わせればよいのですか。
②定規の長さは、何センチメートルがよいのでしょうか。
③以前、丁寧なノートの子は、+や=も定規も使うというお話をお聞きしましたが、どこまでやらせたら良いのでしょうか。

(自分なりの解決策)
①そろそろ使わせようかと考えています。
②③教えてください。向山先生が1年生担任のときは、どのようにしたのか教えてください。

向山氏のA

私、忘れました。
ただ、使わせたいというふうには強く思ったはずです。
1年、2年と持たせたわけですから、そのどっかでは使ってたはずなんですね。
そのいつの段階かというのは分かりません。
これは先生ご自身が、クラスのお子さんにやってみることです。

Q2  「速さ」を求める文章題の指導法は、これでいいのでしょうか。

5年算数「単位量あたりの大きさ」の単元の中の「速さ」のところです。
私は、はじめに次の問題を出しました。
簡単な絵も描きました。  

阿波山川(あわやまかわ)駅から阿南(あなん)駅まで60kmあります。
列車(れっしゃ)で2時間かかります。
この列車の時速は、いくらでしょう。

①この問題で、「きょり」はどれで、「時間」はどれか、指でおさせて確認した。
②「速さ」の定義を言い、ノートに書かせた。
③「時速」の定義を言い、ノートに書かせた。(なお、「時速」の単位は、○○/時と書くことを教えた。)
④問題を解かせ、ノートを持ってこさせた。これ以降の展開は、この問題を「きょり」を求める問題に書き直させて解かせた。
 ここで、次の公式が導かれることを確認した。

   1, きょり=速さ×時間   2, 時間=きょり÷速さ   3, 速さ=きょり÷時間

この後で、「時速」を「分速」に変えたり、「秒速」に変えるにはどうすればよいか考えさせました。
「速さ」を教えるときは、いつも煩雑だなあと思っています。
何とかシンプルに教えられないかと思っています。
向山先生、「速さ」の授業はどうすればよいでしょうか。

向山氏のA

ぜんぜんダメです、これは。まるっきりダメです。
これ、計算問題になっちゃいますよ、こんなことやったならば。
「何とかって数字は、いくつですか。何とかは、どうですか。」って確認しちゃうと、それは文章題じゃないんですよ。
それは、計算問題といいます。
全然力つきません。
これは、問題やって聞くとするんならば、「何を答えるんですか。」と全体のイメージを子どもに言わせるほかないです。
そうすると、「列車の速さをいうんだ。」 「どれぐらいの列車の速さか。」っていう、子どもが全体のイメージを言います。
そのイメージを描かせて、そして答えさせていくのが「文章題」。
その一つ一つ数字がわかってそれをやるのは、それは、「計算問題」。
石田先生が、再三再四、何回も繰り返して言っていることですね。
文章題を計算問題に切り替えちゃってそれでいいなんて思っちゃってんのがいる。
ダメなんですよ。
これは、はなから、一番最初からダメです。

Q3 文章題の理解が低いのは、一斉授業のやり方が悪いのか。

私のクラスの子どもたちは、算数の文章問題の理解度が非常に低いのです。
練習問題を多くやらせていますが良くなりません。
やはり一斉授業のやり方に問題があるのでしょうか。

向山氏のA

文章題の与え方を工夫してみるのもひとつの方法。           
問題があるのだと思います。それしか言いようがありません。
文章問題ができるようになるためには、どういうことが必要かということは、いろいろな研究がされています。
私が考えたシステムで、たいへん難しい問題を十問印刷して
「その中から一問だけ選んでやりなさい。二問も三問もやってはいけません。一問だけしなさい。」というのをやりました。
これはみんな熱心にやりました。
かけ算もろくにできない子どもも、この算数の問題はおもしろいと言ってやっていました。
ですから、そういったこととか、その他のいろいろなことの取り上げ方が必要になると思います。
理解度が非常に低いということを感じるのはたぶん、
「これは何ですか」「この数字はどうですか」というように、子どもにしつこくいろいろなことを先生が教えようとしているからではないでしょうか。
大切なのは、「どんなことを言っているのですか」「これはどういう場面ですか」ということを、「かんたんに言わせる」ことです。
たとえば、「買い物をしたおつりを聞いています」というようにです。
まず、それをやるのです。
それなのに「どんな式ですか」とか、「大切な数字は何ですか」と聞く人がいます。
これでは計算問題と同じになってしまいます。

Q4 足し算はできますが「引き算が分からないから、学校に来るのが嫌だ」と言っている子にはどのような指導をすればよいのでしょうか。

足し算はできますが、ひき算ができない子どもがクラスに何人かいます。
私は教師2年目で、今年初めて1年生を担任しました。
昨年度は専科でした。
しばらく学校を休んでいた子どもが、親に連れられて学校に来ました。
休んでいた理由を聞くと「引き算が分からないから、学校に来るのが嫌だ」と言っているのです。
この子には、どのような指導をすればよいのでしょうか。

向山氏のA

引き算を分かるようにさせる指導法を自分で勉強して工夫するのが先決ではないでしょうか。
書いてあることでいくつか気になることがあるんですが「引き算ができないから学校に来るのが嫌だ」
この子、とってもかわいそうですよね。
これは、どういう事態の中でこんなことが生じるのか。
普通、できてもできなくてもいいよというような感じの教室の雰囲気ならば、こんなことはたぶん生じないだろうと。
学校にはできない子もたくさんいますから。
ですから、先生がギリギリギリギリやったのか、できない分からない子がいるのは困ったものだというふうに思って憎しみに満ちて接していたのか。
いずれにしたって、1年生の子どもが学校に出てこないんですから教師の負けです。
教師が直さなくちゃいけない。

次に、本当に引き算が分からないから学校に来るのが嫌なんでしょうかね。
7月ですと、私はまずプールの水が嫌だということを考えますけれどもね。
けっこういるんですね、水がいやだって言う子。
水がいやだっていうことを言えないから、引き算ができないから・・・・ということかもしれません。
ちょっと分からないですね。  
だから、そういったことが分かるような・・・・例えば、子どもが「いやだ」と言っているけれども、本当はこうなのかもしれない、こういった状況があるかもしれないというふうに、教師がその子のことをもっとよく見て、見つめてやるということが必要なんじゃないんでしょうか。
子どもは自分が思ったことをうまく言えないですから。

次に、引き算を分かるようにさせるということは、要するに引き算という概念ができないわけでしょう。
頭が良くなるということは、水野先生の幼児教育の専門でしょうけれども、頭の中にいろんな脳細胞があって、脳細胞のネットワークがある。
例えば、これが「足し算」というネットワークだとすると、その周辺に「引き算」というネットワークができる。
こういった形で細胞同士のネットワークができていく、密度が濃くなっていくということが、頭が良くなるということですよね。

百人一首を覚えさせるときにお分かりだと思うんですが、一番大変なのは、最初の第一番目を教えるときですよね。
百人一首などそもそも知らない。
短歌そのものが分からないというのが一番抵抗があってたいへんだろうと思います。
それはなぜかというと、頭の中に百人一首を覚えるネットワークが全然形成されていないからですね。
その中に百人一首の第1番目のネットワークを形成させていく、これが一番抵抗感がある。
2枚目、3枚目というのは比較的楽で、10枚も百人一首を覚えれば、残りの90枚は簡単に覚えていくんです。

このようなネットワークは、先ほど水野先生が言っていましたけど、ある種の刺激が繰り返されることによってできるわけですから、刺激が大事です。
そして、幼児教育の場合は、それが気持ちがいい状態、気分がいい状態、大人もそうです、いやいややったのではネットワークが形成されないのだそうです。
「いや」というネットワークが形成されるだけで、学習に対する拒否反応のネットワークが形成されてしまう。
そういう脳の中に引き算ができるという概念、ネットワークが形成される必要があるんです。
この子は、引き算という経験がたくさん不足しているんですね。
というような形での概念の形成、経験、ネットワーク形成が不足しているだろうと推測できるわけですから、そのことでも、大変でもやってあげなくちゃいけませんね。
具体物を使い、半具体物に移行し、そして文字、式、数字という形の中に進展していく、こういうことを、今からでもとってやるということが基本の方法です。

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