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TOSSランドNo: 1211094 更新:2012年12月28日

かかえ飛び込みの指導


 跳び箱運動は、助走、踏み切り、手の突き、空間姿勢、着地の一連の動きが調子よくできることである。一連の動きの中で、跳び箱運動として一番大切な技術は何であろうか。
 助走はほとんどの子供ができる。踏み切りも大方はできる。一番つまずくのは、手の突き放しである。手の突き放し方がわからないのである。それと、腕の支持である。腕で支持し、手で突き放して跳ぶことがポイントである。
 開脚跳びも閉脚跳びも、助走、踏み切り、突き放すところまでは共通している。ところが、閉脚跳びは、両脚をすばやく胸に引きつけてかかえ込みや屈伸体勢で跳び越すのである。
 閉脚跳びがむずかしいと考えられてきたのは、開脚跳びとまったく異質な運動であると考えられてきたからである。しかし、同じ跳び箱運動であるととらえると、腕で支持し突き放しをするという同じ構造で成り立っていることがわかる。
 閉脚跳びの指導は、膝の引きつけと手の突き放しの体感できる運動をしていけばよい
 一番よいのが、うさぎ跳びである。うさぎ跳びは、床の上で腕支持と突き放しの体感ができる。高さがないために、恐怖心を抱くことなく練習できる。
 マットでの腕支持と突き放しができれば、閉脚跳びは容易にできる。閉脚跳びの基礎技能であるうさぎ跳びを練習し、腕支持と突き放しの体感を身につけてから閉脚跳びの指導に入るとよい。

① 場作り

 いきなり跳び箱で閉脚跳びをするのではなく、一枚のマットを使ってうさぎ跳びをしていく。
 一枚のマットができたら、二枚、三枚、四枚と重ねていく。マットでできたら、跳び箱を横にして跳ばせる。
 マットでの腕支持と突き放しができていれば簡単にできる 片手を離して横跳びをしたり、手が離せないで中抜きになったりする子供は、マットでのうさぎ跳びを練習させる。これを繰り返していけば、誰でもできるようになる。

② 発問・指示(1時間)

指示1:

うさぎ跳びをします。先生が跳んでみます。手を突き放して遠くに跳びます。

指示2:

トン・パッのリズムで跳びます。パッで顔の前に両手を持ってきます。

説明1:

 これから、足を閉じた閉脚跳びをやります。うさぎ跳びができると皆できます。マットのうさぎ跳びができたらもうどの跳び箱も跳べます。

発問1:

跳び箱のどこに着手をしたらよいですか。

Chakushu

発問2:

跳び越す時、目はどこを見たらよいですか。

指示3:

自分の考えが正しいか、跳んで確かめなさい。

 以上の場作り、発問・指示で飛び入りの授業を行った。
 初めてのクラスにいって、跳べない子供の90%をできるようにさせるには、跳ばせる技術を持っていなければ指導できない。
 閉脚跳びで私が行った方法は、次の二つである。

1.うさぎ跳びをできるようにさせる。
2.かかえ込みの体感をさせるために、補助をして跳ばせる。

 うさぎ跳びについては、事前に担任の先生にお願いしておいた。10メートルを6~7回で跳べる基礎能力が身についているかを授業の中で診断していった。
 うさぎ跳びは、逆さ感覚、腕支持感覚を身につけるのに最も適した運動である。うさぎ跳びができていれば、閉脚跳びは容易にできる。
 うさぎ跳びができていて跳べない子供には、補助をしていく。補助で、跳べない子供の80%はできるようになる。
 それでも跳べない子供が残る。跳び越すことに恐怖心を持っている子である。跳び箱の先に安全マットを置いて、次の指示をした。

指示4:

マットに手を着いて、うさぎ跳びをしなさい。

 マットに着手するために、有効着手角度が大きくなり、跳び越せるのである。
 この方法によって、跳びこせなかった子供が次々に跳べるようになったのである。
 跳ばせる指導技術を身につけていることが必要なのである。


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