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TOSSランドNo: 1117037 更新:2012年12月29日

代表で作文を発表する子への指導~夏休み編~


本町では,夏休みの終わりの日曜日に,地域の健全育成集会が行われる。
 そこで,例年5年生が,家庭教育に関する作文を発表する。
 この作文は,1学期に書いてあるので,あとは発表するだけである。
 しかし,夏休みという長期の休みに入ってしまうため,十分な指導ができない。
 子どもには,自主的にできるだけ多く音読の練習をさせたい。
 また,発表する子が飼育委員として,生き物の世話をするため登校するなどのわずかな機会をとらえて,効率よく指導したい。
 このような場合,以下のような指導をすると効果的である。

(1)作文用紙を二つ折りにして,色画用紙ではさみ,ホッチキスでとめる。
(2)表紙には,題名や自分の名前を書く。
(3)表紙の裏に○を書く。

(3)の○を書かせるのは,向山氏が音読の練習をさせるときに書かせるもの「○を10個書く」ことの追試である。
 しかし,長期の休みのためにまめに評価ができない。
 そこで,次のような工夫を加えることで,少しでも楽しく音読に取り組ませたい。

(3)表紙の裏に,○を5個,4個,3個,2個,1個の順に書き入れる。
 5個の上には「レベル1」,4個の上には「レベル2」など,ランクを表す言葉を書き入れる。

レベル1  レベル2  レベル3  スーパー  ハイパー  マスター
   ○      ○     ○      ○      ○      ○
   ○      ○     ○      ○
   ○      ○     ○
   ○      ○
   ○ 

上の例では,「ハイパーレベル」までで,15回は読むことになる。
 これを越えてしまったときは,1個○を増やして,自由な言葉でランクをつけていく。
 また,子どもたちが飼育委員の当番などで登校することがあれば,作文を持ってこさせ,次のような指導をする。

(4)○の数を数えて,がんばっていることをほめる。
(5)色画用紙の余白に,日付を書く。
(6)1回音読をさせる。
(7)音読の評価(点数)を日付の横に書く。

 私が指導した子は,あまり音読が得意でないので,つっかえたり,声が小さかったりした。
 従って,最初の点数は,12点を付けた。
 その子は,「厳しい。」と言いながらも、もう一度挑戦してきた。
 結局3回音読をして帰った。

(8)最後に,「こうすればよくなる」というアドバイスを余白に書き込む。

長期の休みの場合は,子どもの自主性が重要となる。
 上記の指導で,数多くの音読をさせることができる。
 今回は、2人にこの方法を試みた。
 ただ、2人とも、ふだんの学習意欲は今一歩というところである。
 そこで、家庭にもお願いした。

(9)連絡帳に次のように書いておく。
  「今度、学校を代表して作文の発表をすることになりました。
   おめでとうございます。
   ~君(さん)は、学校では一生懸命作文を読む練習をしていました。
   つきましては、たいへんお忙しいとは思いますが、御家庭でもがんばって練習しますよう、
   励ましてあげてください。」

しかも、御家庭の方が、点数までつけて一緒に読んでくれたという。
 おかげで、発表の際は、ふだんたどたどしい読みしかできなかった子が、ほとんど原稿用紙を見ないで読めるようにまでなった。
 この様子に、職員室の先生方はしばらく「~君はすごくなったね。」という話題で持ちきりだった。
 しかし、この方法は、音読について細かい指導ができないという問題も残っている。


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