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TOSSランドNo: 2400201 更新:2012年12月28日

集団を動かす指示


 勤労生産的行事でサツマイモを栽培してきた。10月、全校でサツマイモ掘りに出かけた。
 集団を動かす指示の原則は、次の通りである。

原則 : 一度示した内容を最後まで変えない。

 集団を動かすには、一度示した内容を最後まで変えないことである。一貫性の原則である。
 途中で変更すると混乱が起こる。変更した場合、連絡が不徹底になり活動がばらばらになる。

 8時50分頃、5~6年生が到着した。残っていた蔓を運ぶのを手伝わせた。蔓も手で運ぶと大変である。その大変さを経験させたかった。
 5~6年生は、いよいよサツマイモ堀である。畑を6等分して、学年毎に掘っていく。サツマイモの掘り方について、最初に説明した。

指示1:

 これからサツマイモを掘ります。
 シャべルでいもを掘ります。
 掘った芋は、学年毎に集めます。
 集めたら、一人5個ずつとって自分の袋にいれます。
 残ったのは、学校に持っていきますので黒い袋に入れなさい。

 我先にとシャベルで掘っていく。
 「あった。おおきいなー。」
 どの子も大きな歓声を上げて掘っている。次々に新しいサツマイモが太陽の光に当り、色が変わっていく。
 9時20分頃、1~4年生も到着した。荷物を置いて、準備に取りかかった。
 1~4年生にも5~6年生と同じ内容の指示をした。
 3年生から質問が出た。
 「集めた芋はいっかしょに集めるとたいへんだから、3ケ所にしてもいいですか。」

指示2:

いけません。学年で一つに集めなさい。

 ここで認めてしまうと最初の指示が崩れていく。
 どの子の顔も輝いている。3年生のK男君が、掘ったばかりのサツマイモを持って、私のところに持ってきた。
 「先生、大きい芋が取れたよ。僕、上手でしょう。」
 「うん、上手だね。もっとたくさんほってごらん。」
 元気に走っていった。1年生も一生懸命である。もくもくと掘っている。
 10時過ぎには、ほとんど終わった。
 「ほったサツマイモは、一人5個ずつ持っていっていいですよ。」
 子供は、自分の持ってきた袋に入れていった。見ていると、大きなサツマイモからなくなっていった。子供の靴より大きなものもある。
 「先生、サツマイモが余りましたから一人5個ではなく、7個にしていいですか。」
 5年生の子供から連絡があった。

指示3:

余ったサツマイモは収穫祭で焼き芋にしますから残しておきます。一人5個にしなさい。

 ここで変更すると取り合いが始まり、混乱する。集団を動かす時は、最初の指示を最後まで貫くことである。
 一貫して指示が出せるためには、全体の見通しがないとできない。
 一つ一つの指示に整合性があり、矛盾していないことである。そのためにも、集団を動かすためには事前に指示の内容を準備しておく必要がある。
 どんな事態が起こるのかを予測して、それに対応できるようにする。
 子供の意見に左右されない確固とした考えを組み立てておけば、一貫して同じ内容の指示が出せる。
 集団を動かす指示の原則である。


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