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TOSSランドNo: 8248329 更新:2012年12月27日

白い花はカラーケントで


中学1年生に、描画の基礎と色の対比を教える授業である。
酒井臣吾氏(「シナリオ酒井式描画指導法」明治図書)の『もくれんの花』実践の追試である。
  『もくれんの花』は、茶ボール紙に浮き上がる白い花が魅力的である。
白い花(ユリ)は、他の色ケント紙でも美しく見えるのではないかと考えた。後から彩色する空の色を考え、青いカラーケント紙でやってみた。
 実践してみると、今まで「自分は絵なんて…」と思っていた生徒にも「自分にだって絵が描ける」という自信を与えられた。
下の作品は、中学1年生が1学期に描いたものである。

■準備:白い花(今回はユリを用意した)カラーケント青8つ切生徒数,2B鉛筆,水彩道具

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1花を描く(60分)

白ゆりの匂いまで表現させたい。そのためには、じっくり腰をすえて描かかせたい。
1人1本、せめて3人に1本の花を用意する。

まずは、黒板に「かたつむりの線」で花を描いて見せた。
ポイントを守って、少しでもできたら、そのよいところをほめまくる。

ポイント

①花びら1枚ずつ描く
②花びらの裏も描く
③花びらの中心にあるスジを薄く2本描く
④一発勝負!消しゴムは使わせない。

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新学期から「かたつむりの線」は、何度も練習している。

 実物があり、花びらの表と裏を「かたつむりの線」で描くことで、ここちよい緊張感がうまれる。ピーンと張った空気のなかで、ユリの花が描きあがる。

 1つ描けたところで、鉛筆を置かせ、次の指示をする。

・花は2つか3つ。
・紙の真ん中でなく、右か左に寄せる。
・茎や葉をはみ出すようにする。
・葉や茎が重なるところを必ず描きます。

花を紙の中心に描かないのは、主役は花だが、それをひきたてる風景をあとから入れるからである。

2 花の彩色(120分)

植物を彩色するなら、面相筆がいい。酒井式のシナリオでは、点描で花びらにすき間をつくるように色を置くが、前回の実践で「花は見えた通りに描きたい」と生徒から意見があったので、植物の繊維に沿って筆を動かして彩色させた。

 葉や茎は3原色の色づくりで、光の方向も意識させて彩色させた。

彩色のポイント

・花びらの繊維に沿って色を置く。
・鉛筆の線は残す。
・水加減(濃度)で白を3色つくる。
・面相筆で彩色する。筆を動かす方向は同じ。

3 背景を描く(60分)

スケッチに出す前に、今まで描いた生徒の風景画の作品を見せる。
「わぁ~!」と声があがるが、今回 主役はユリである。

 そこで、風景画の前に本物の白ユリを重ねて見せた。これで、生徒はどんな風景をどこに描いたらいいかわかったと言っていた。

 見せたのは、校舎、民家、木がある風景など6枚である。梅雨の最中だったので、花が完成してない生徒もスケッチさせた。

ポイント

・白ユリと風景の色の対比

『主調色』の学習済みなので、自分の心の色で背景はまとめさせる。資料で見せる絵も主調色を意識して描いている作品を見せている。最後に生徒の感想で締めくくりたい。

「ゆりの花や葉の光が当っている所と、当ってない所をがんばった。」

「はじめはそれ程しんけんにはかいていなかったけど、2つ目のユリの花をかく時には重なりが複雑になったからちょっときつかった。でも僕はこの複雑に重なった所ががんばったことで、じまんでもある。」


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