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TOSSランドNo: 1213225 更新:2012年12月26日

子供が熱中する体育授業のシステム化


石橋健一郎氏は学習課程の中に、到達度評価を入れて活動と評価の一体化を図っていた。

発問1:

 ボードのどこにボールが当たったときにシュートは決まるのでしょうか。
 4つのグループに分かれて行います。入ったら壁にはってある記録用紙の四角に×の印を付けなさい。

 20人の教師が5人ずつの4グループに分かれて、ドリブルシュートの練習を始めた。リングの近くの壁には、ボードの形をした四角形をかいた画用紙がはられている。
 シュートをして入ったら、入った所の位置を鉛筆で×の印を付けていった。次第に×が多くなっていった。×が多くなっていくにつれて一つの原則が見えてきた。
 ×はでたらめに付いているのではなく、一定の法則性があった。右から走っていったグループの×は右の縦線に沿って付けられている。逆に左から走っていったグループの×は左の縦線に沿って付けられている。
 思わずその規則性に驚いた。四角形の真ん中には×が付いていない。真ん中に当たった場合にはゴールには入らない。練習の終わった後、次の発問をした。

発問2:

記録用紙を見て、分かることは何ですか。発表してください。

 子供役の教師からは次の意見が出された。

・線の上に当たると入ります。 
・右端か左端に入っています。  
・上の方が入る。

 結果は見れば一目で分かる。活動と評価が一体になっている。ドリブルシュートが良かったか悪かったかが自分たちで評価できるのである。

説明1:

 線の上に当たったボールは柔らかく、線の下に当たったのは強すぎます。縦線の真ん中に当たるとよいです。

 こういう授業が体育授業のシステム化である。教師がおしつけるのではなく、子供が自然に動き、独りでに学習していける内容に構成されている。つまり授業のシステム化がなされているのである。
 体育授業のシステム化は、次の三点の自動化を図ることである。

 ① 目標(ボードの枠に当て、シュートを入れる)
 ② 活動(シュートが入ったら×をつけていく)
 ③ 評価(シュートが入ったか)

 目標―活動―評価が自動化され、子供だけで一連の流れが学習できる仕組みをシステム化されていると考える。
 そういう観点で見ると石橋氏の授業は、見事にシステム化されていた。×を付けるという活動が、シュートが入ったかどうかを評価する活動になっている。
 目標が達成されたかを自己評価する。達成されれば×をつける。達成されない場合には、どこに当てれば良いのかを考え、仮説を立ててシュートする。
 その仮説に基づいてシュートする。正しければ入るし、正しくなければ入らない。
 入ったときの位置を自分で評価し、記録していく中で友達の記録も見ることができるようになつている。
 友達との関わりも生まれてくる。正しい活動が友達の評価と重ね合わせることにより、自己の活動の正しさや過ちを認識し、判断し、活動に繋げることができる。
 活動の動機付けは自分のやっていることがどうなっているかが認識できたときである。価値ある活動であると思えば意欲は高まる。
 記録用紙にはどこに当てれば入るのかの見通しが示されていく。やればやるほど線上に×がつき、動きは強化されていく。目標―活動―評価の活動を通すことにより学習は深められていく。このような授業をたくさん集めていけば、教師の授業の腕は上がっていく。このような授業作りを目指してほしい。


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