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TOSSランドNo: 1220034 更新:2012年12月25日

保健で扱う性教育のポイント


1.初経、精通の指導が入る

 小学校の保健に絞って、検討していくことにする。
 学習指導要領では,5年生の保健で「体の発育と心の発達」で性の内容を指導するようになっている。

(1) 体の発育と心の発達について理解できるようにする。

ア 体は、年齢に伴って変化すること。また、思春期になると体つきが変わり、初経,精通などが起こって次第に大人の体に近づくこと。
イ 心は、いろいろな生活経験を通して、年齢とともに発達すること。また、思春期になると異性への関心が芽生えること。

 かつての指導要領では「体の発育」となっていたが、現行指導要領では「体の発育と心の発達」となっている。
 小学校の保健で特に重視されたのは「思春期に起こる体の変化」である。
 女子に起こる変化として初潮を「初経」とし、男子に起こる変化を「精通」としている。
 これは、性の加速化現象に伴って、性教育を行っていこうとするものである。

2.性教育のポイント

(1) 男女差、個人差を指導する

 年齢による体の変化と発育には、男女差、個人差があることを指導する。
 男女の身長、体重の変化には違いがあり、発育の仕方には早い遅いの違いがある。
 5年生くらいになると、女子のほうが男子より身体的に成長する。
 女子は5年生くらいから成長を始め中学2年生位で終わる。
 男子は6年生から中学1年生位から大きくなり、高校2年生位まで続く。
 性的な発達にも男女差、個人差が見られる。
 性的発達は、男女それぞれの性ホルモンによっておこる。
 二次性徴は男女によって違う。女子は男子よりも早く始まり、男子はそれより1~2年ほど遅れる。
 早い遅いの違いはあっても、誰にでも起こることであることを理解させるようにする。

(2) 二次性徴の指導

 5年生くらいになると男女の身体的な特徴に関心を示し、二次性徴によって心身の変化に不安や疑問を持つようになる。
 そのために、思春期に起こる体の変化について指導することが大事になってくる。

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 男女に共通しているのは、にきびが出てくる、発毛してくるなどである。
 これらの変化は、性ホルモンによって起こることを理解させていく。

(3) 具体的な指導をする

 特に指導しなければならないのは、女子の初経、男子の精通である。
 男女とも月径、精通について理解しておくことは、お互いに自分たちの心と体を大切にする気持ちを育てていくことになる。
 では、どのように指導していったらよいのであろうか。
 宮野孝行・恵理子氏は、「生命誕生への長い長い旅」(『楽しい体育の授業』1991,NO21,22、明治図書)の中で月径、精通について発問イラストを使って指導している。
 精通の指導については、次のように行っている。

発問1:

男の人の子供の体と大人の体とでは、どこが違いますか。

説明1:

みなさんは、みなさんは、だんだん声変りしたり、体がごつごつしたり、ひげや体毛が現れたりして男らしくなっていきますね。
 このころになると、男の人の体の中に赤ちゃんのもとが作られるようになるのです。
 この赤ちゃんのことを精子といいます。

発問2:

 図1を見てください。ここで精子が作られています。 XY君は、男の人の性器の中のどこにいるでしょうか。記号で答えましょう。(答えがか「精巣」であることを確認する。)

発問3:

精巣では、精子が1分間に何個以上作られているでしょう。(答えはエ、5万個)

 宮野氏は以上のように、具体的なイラストを使って発問をしていく指導をしている。
 イラストでイメージができる。さらに、一方的に説明するのではなく子供に問いを投げかけていっている。
 子供の問題意識を掘り起こしながら指導していくと効果的である。


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