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TOSSランドNo: 2400170 更新:2012年12月24日

飯盒のご飯をおいしく炊く方法


この論文は「日本教育技術大系第6巻小学6年生の教え方大事典」に収められている舘野健三氏の実践をWeb化したものである。

校外学習で、こどもの国(横浜市緑区奈良町700)に行って、飯盒炊飯をした。
子どもたちは、初めての経験の子がほとんどで、上手にご飯が炊けるか、一番心配であった。
こどもの国発行のパンフレットには次のように書いてあった。

ご飯の炊き方
① 飯盒は4合炊き。一人一合として4人分です。
② 飯盒の中央部分に2本の線が入っています。
 ○ この線まで水を入れる。(米を洗ってすぐ炊くときは、少し、水を多い目にいれる。)
③ 米のはかり方
 ○ 外ブタ…3合(420グラム)
 ○ 内ブタ…2合(280グラム)
④ 火のもやし方
 「はじめチョロチョロ、中パッパ、赤ちゃん泣いてもふたとるな」で、時々飯盒の位置を変えて火のまわりをよくする。
 空気が入るようにマキを組み途中であまり突っつかない。

Image1

さて、このとおりできれば問題はない。
今の子どもたちは、火など燃やしたことがない。
マッチすらつけたこともない子までいた。
マッチを使う生活をしていないのである。
使うとすれば、学校の理科の実験で使うくらいだろう。
だからマッチのすり方まで指導しないと、マッチ棒を折って、何本使っても火がつけられなかった。
そこでマッチ棒のすり方を指導した。
棒を立ててする面に対し、鋭角にこするとよい。
鋭角に力を込めてこする。
人に向けないようにして、一回ですって火をつけるようにする。

Image2

次に火を燃やすのである。
多くのキャンプ場や飯盒炊飯する場所でマキは売っているが、大きな木の束になっていてすぐに燃えないのである。
そこで事前に次のものをもたせる。

指示1:

古新聞や使用済みの割り箸を持ってきなさい。
 

古新聞や不要の紙は、誰でも持って行くが割り箸は気がつかないのである。
子どもたちは商店街を夕方5時頃までまわって集めてきたと言って、ナップザック半分くらい入れて持ってきた子もいた。
これだけあれば、飯盒のご飯くらい炊けそうである。
こどもの国のマキは、ナラやブナなどの硬い木ばかりの丸太ん棒が多く、割らなくてはとても火が燃えつかなかった。
マキ割りが危険で、一苦労である。
割れない班は20分もかかっていた。
秩父のキャンプ場のマキは、杉の木片なので割りやすく燃えやすいが、火力がなく、すぐ燃えつきてしまう。
硬い木は燃え始めたら、火力が強く長時間燃えている。

火の燃やし方であるが、空気が入るようにマキを組み、あまり突っつかないとあるが、なかなか燃えないのである。
どうして燃えないか、燃えない班のカマドを見たら、マキの上に燃えた紙を乗せているのである。
また別の班は、古新聞に火をつけてマキの下に入れたのはいいが、古新聞紙を丸めてなく、折った束のままいれ手いるから、空気が入らず、燃え始めないのである。
中には、早く燃やそうと思ってか、古新聞をたくさん入れすぎてマキが入らないでバーッと燃えてしまって、火が燃え続かないのである。とにかく都会の子が初めて火を燃やした子が多いと、考えられないことをしでかすのである。

Image3

火のもやしかたは、上の図のようにして、次の手順を指示する。

① 丸めた紙を中に入れる
② 割り箸を上にのせて組む。
③ 親指大から、細腕大のマキをつぶれないように乗せる。
④ 火をつけた紙を下に入れる。

さて火がつて、燃えてきたら、マキは空気が入るようにいつも組み立てるように乗せていく。
ご飯の炊きあがりについて、こどもの国発行のパンフレットに次のように書いてある。(要約)

① 米をといでカマドに乗せる。内ブタは高山へ行ったときなど圧力が必要なとき使用、今回不要。
② ふっとう→ふきこぼれ→のり状になってくる。
③ 白い湯気が出て、できあがりまぢか。
④ 図のように、まだ水分があるか、棒でふれてみて、グラグラ手に振動が伝わってきた時、まだ水分があり、振動が消えたとき、できあ  がり。

Image4

⑤ 出来上がったら、飯盒を逆さまにして10~15分むす。飯盒ははたかない。
   その時、草で飯盒のすすをとっておくと洗う時、楽です。

飯盒の中の水が沸騰してきて、ふきこぼれる。
その時、飯盒のふたがもちあがって、ふたを開けた状態になる。
そしてのり状になるとき、2つの指示をする。

飯盒のふたの上に、マキを乗せてふたを開くのを防ぐ。
吹きこぼれがなくなったら、火を弱める。
 

隣のかまどでカレーを作っていたので、そのかまどに火を移した。
チョロチョロ燃やし、棒に、振動が伝わってこなくなったら、人の通らないところにさかさまにした。
熱いのですばやくやった。
蒸れて持ち運ぶ時、さかさまにしてあるので、注意しないと、炊けたご飯がみんな出てしまう。
また残り火があるので、そこにやかんをかけておくと、食事が終わった頃、ちょうどお湯が沸き、おいしくお茶が飲めた。
ご飯も、盛りつけをして、からになったら、そのままにしておくと、くっついてとれなくなってしまうので、食べる前に水につけておくと食後、きれいに洗える。

~こどもたちの反応(中萩中小、6年1組)~
○ マキを割る係で、おっかなびっくり割り始めたけど、校長先生が手伝ってくださって、やっと割れました。 
○ 下のマキをいじりすぎて、消えそうになり、新聞紙と割り箸で何とか火がつきました。・・・中略・・・出来上がって 食べてみると、とても  おいしく炊けました。

このように、火を上手に燃やせるこつが、ご飯をおいしく炊けることで今回ご飯を炊いた8班全部が、おいしいご飯が炊けた。

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