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TOSSランドNo: 5025904 更新:2012年12月25日

リスクの授業


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リスク=危険ではありません。リスクは、「危険の起こる可能性」です。
危険の起こる可能性のない技術はありません。
それならば、危険の大きさ(事故の頻度・規模・健康被害の状況など)を考えることが大切です。

説明1:

2007年7月16日。震度6強の地震が新潟を襲いました。震源地の近くには日本最大級の原子力発電所がありました。

発問1:

発電所は、被害を受けたと思いますか。受けなかったと思いますか。

説明2:

火災や少ないながらも放射性物質が漏れ出す被害がありました。

説明3:

私たちの健康や命に危険がおよぶ可能性のことをリスクと言います。リスクについて勉強します。

発問2:

私たちは自動車を使います。でも、自動車によって命を落とす場合があります。
それは、どんな時ですか。

発問3:

例えば交通事故ですね。それでも自動車に乗るのはなぜですか。

発問4:

自動車と別の乗り物のリスクを比べてみましょう。
飛行機と自動車。どちらの方が命を落とす危険が高いと思いますか。飛行機だと思う人。自動車だと思う人。

発問5:

どうやって比べればいいと思いますか。周りの人と相談してごらんなさい。

説明4:

10万人あたりの死者数を比べて、危険の起こる可能性を予測する研究があります。
それによれば、交通事故で亡くなる人は、1年間で10万人あたり9人です。
では、飛行機。知りたい人?。
0.013人です。この考え方でいえば、自動車の方が約700倍危険ということになります。

説明5:

この考え方を使えば、異なった分野の危険の起こる可能性・リスクを比べることができます。
例えば、火災で命を落とす、落雷で命を落とす、たばこの吸い過ぎで命を落とす、日本の原子力発電所の事故で命を落とす。そして、交通事故と飛行機事故。

発問6:

危険の起こる可能性・リスクの高い順位に並べてごらんなさい。

1たばこ 2交通j事故 3火事 4航空機事故 5落雷 6日本の原子力発電所の事故

発問7:

日本の原子力発電所の事故には、数字が書かれていません。これはどういうことですか。

説明6:

日本の原子力発電所の事故で亡くなった人はこれまで一人もいないのです。

JCOの事故で2名の方が亡くなられている。これは燃料を作る会社での事故であり、発電所の事故には入れなかった。ここは補足説明してもよい。

発問8:

でも、世界では死亡事故例が1件だけあります。チェルノブイリ原子力発電所です。
今から約20年に起きた原子力発電所における史上最悪の事故です。
世界中に、放射性物質をまき散らしました。
この事故で、これまでに何人の方が亡くなられていると思いますか。
ちなみに、水力発電に関係して亡くなった人は、これまでに約3万人いるそうです。
事故後、癌などの病気で亡くなった人も含まれます。

予想を出させる。イメージを数字に置き換えるのである。

説明7:

国連は一昨年、チェルノブイリの事故報告書をまとめました。国際原子力機関、世界保健機構、関係政府などが共同で出した公式見解です。それによるとこれまでに亡くなった人は・・・・・。56人。私たちが思っているよりもずいぶんと少なかったのです。ただし、これから癌などで4000人が亡くなるだろうとしています。大きな事故であったことには違いありません。しかし、水力発電の事故などに比べても、一桁少ないのです。

グリーンピース等は、国連見解について、死亡者数を少なく見積もりすぎていると批判している。授業としては国連見解を公式見解として採り上げた。

指示1:

リスクについて勉強した感想を書きなさい。

説明8:

新潟の原子力発電所。地震後の国際原子力機関の調査では、漏れだした放射性物質の量は、基準を大幅に下回るものだと結論づけています。危険が起こる可能性・リスクは、どんな技術にもあります。リスクがあるかないかではなく、その大きさを考えることも大切です。


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