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TOSSランドNo: 2154051 更新:2012年12月24日

同時進行アイマスクの授業全5時間


アイマスク体験の授業  1時間目

廊下を歩く

アイマスクを、各自で作らせる。社会福祉協議会などで、アイマスクを借りることは出来るが、いつでも使用できるように画用紙などでアイマスクを作る方がよい。

指示1:

アイマスクが出来た子は、そのままアイマスクをつけていなさい。

この指示で、まだアイマスクが出来ていない子との数分の時間差が、解消できる。
次に、アイマスクをつけて、簡単な作業をさせる。

折り紙などの紙を配る。(折ったり切ったり出来るものであればよい。)

指示2:

この紙を、半分に折りなさい。

指示3:

半分に折った紙を、はさみで切りなさい。

切ったら、アイマスクをはずして、自分の紙を確認させた。
全員、廊下に並ばせた。(廊下までは、アイマスクをはずしている。)

教室から20mほど先の壁まで、アイマスクをつけて、一人で歩かせた。
なお、私のクラスの場合、その20mの間は全て特別教室であり、授業を行っていなかったので、コースに使ったが、他の教室があったり、特別教室を使っていたりした場合には、コースを考えなければならない。)

指示4:

ここから向こうの壁まで、アイマスクをつけて一人で歩いてもらいます。右側の壁づたいに歩きます。奥の壁にタッチしたら、左側の壁づたいに戻ってきます。右側の一歩通行です。先生がゴールと言ったら、アイマスクをはずします。

一人ずつ、ある程度の感覚を開けてスタートさせた。壁づたいに歩かせること、一方通行にさせていることで、アイマスクが初めてでも、一人で歩かせることが出来る。
教室に戻り、次の指示をする。

指示5:

2人組を作 りなさ い

指示6:

今度は、2人組でさっきと同じコースを歩きます。一人はアイマスクをつけます。もう一人はアイマスクをつけた人のお手伝いをします。アイマスクをつけた人が、壁にぶつかったり、他の人とぶつかったりしないように、声をかけてあげます。

介助の仕方は、ここでは指導しない。それは次の時間の指導とする。
教室に戻り、「お手伝いの人がとても上手で、安心して歩けた人?」「逆に、怖かったり何かにぶつかったりした人?」と、子ども達に聞いた。「怖かった」という子の方が、多かった。

アイマスク体験の授業 2時間目

階段を歩く

説明1:

今日は、アイマスクをつけて廊下を歩き、階段で3階におりて、中央階段を使ってまた教室に戻ってきます。

4階にある教室から、前回と同じコースを歩き、階段で3階におりる。3階の廊下を歩き、別の階段でまた教室に戻ってくるコースである。

指示7:

2人組みを作りなさい。出来たら、隣同士で座ります。

説明2:

1人がアイマスクをつけ、もう一人が介助をします。今座っているところから、アイマスクをつけます。介助をする人は、教室に戻ってきたら、今座っている席まで案内します。

発問1:

介助をするときには、目の不自由な人の右か左のどちらに立つのか、考えなくてはなりません。それは、なぜでしょう。

子ども達は、「歩くところにある障害物のある方に立つ。」という発言はあったものの、よく分からないでいた。

説明3:

目の不自由な人は、歩くとき何かを持っていませんか?(子ども達から「杖」と言う声)        
そうですね。杖です。何色の杖ですか?(子ども達から「白」と言う声)
そうですね。白です。
目の不自由な人は、杖を持っています。ですから、その杖と反対側に立つのです。杖を右手で持っていたら、左側に立ちます。杖を左手で持っていたら、右側に立ちます。

「歩くとき、何かを持っていませんか?」と聞いたとき、子ども達の反応が、何となくいつもと違っているように感じた。次のように聞いた。白い杖を持って歩いている人を、見たことがある人?」手を挙げた子は、半分もいなかった。目の不自由な人が歩いている所を見ていない子が、かなりいたのである。もちろん杖の存在は知らない。

説明4:

介助するときは、歩いている少し先のことを、わかりやすく教えます。「後何mくらいで何々があります。」とか、「後何mくらいで、右に曲がります。」とか、「階段は、後何段です。」とか、具体的に教えます。
ただ、歩くペースは、その人に合わせます。無理に引っ張っていったり、強引に体の無理を変えたりしてはいけません。

指示8:

では、準備が出来たペアから出発しなさい。階段はくれぐれも気をつけるんですよ。     

やはり、階段が心配だったので、階段のところで子ども達の様子を見る。思っていた以上に、上手に介助をしている。階段も心配なさそうである。

指示9:

今日の感想を書きます。「目の不自由な人の視点」と「介助する人の視点」、この2つについて感想を書きます。

アイマスク体験の授業 3・4時間目

外に出る

3・4時間目は、2時間続きの授業であった。校舎の外を歩かせ、さらに短い距離ではあるが、学校の周りを歩かせた。学区を歩かせる学習は、2学期に改めて別のテーマで行うので、今回は、学校の周り300mくらいを歩かせることにした。
3時間目は、階段を歩く距離も長くし、さらに学校生活ではよくある靴の履き替えをさせた。コースは、4階の教室から階段をおり、昇降口で外靴に履き替え、校舎の外に出る。そのまま校舎の周りを歩き、また昇降口に戻る。そして教室へ。距離にして、200mくらいのコースである。
コースを説明した後

指示10:

2人組をを作りなさい。2人組ができたら、となり同士座りなさい。                

説明5:

1階までおります。階段を歩く距離が長くなります。また、1年生の下校時刻と重なるかもしれません。校舎の裏に行くと、給食の関係の車が行き来するかもしれません。介助する人は、くれぐれも安全に気をつけてください。

2時間目に階段を歩いたため、距離が長くなっても、階段を歩くときの介助は、安定していた。子ども達にとって予想外だったのが、昇降口で靴を履き替えるときであった。昇降口には、小さな段差が2段ある。直前になってそれに気付き、あわてて指示をする介助役の子が多かった。また、外靴に履き替えさせるまでは良かったが、アイマスクをつけた子が靴を履いたらさっさと外に出ようとするのに、自分がまだ外靴に履き替えておらず、あわてて靴を履き替える介助役の子が多かった。また、いつもならさっと履き替えて通過する昇降口が、靴の履き替えに時間がかかり、かなり混雑していた。今回のコースで、昇降口が一番難しかった場所となった。教室に全員が戻ってきたので、次の活動の指示をした。

指示11:

アイマスクを持って、校庭に出なさい。アイマスクははずしていきます。

4時間目は、学校の周りを歩く。校門からゆるい登り坂になっていて、150mほどいくと、信号機のない横断歩道がある。そこを渡り、逆に坂を下って学校の前に戻る。押しボタン式の信号機を渡り、校門を入ってゴールである。
コースの全てが、歩道になっており、また車の往来もさほど多くないコースである。歩道の途中には、何カ所か点字ブロックがある。
校門の前に集合させた後、

説明6:

コースを説明します。校門を出て左に歩きます。少し行くと、横断歩道があります。それを渡って反対側の歩道に行きます。坂を下って前の信号まで戻ります。信号を渡って校門を入ってゴール。交替します。車が行き来しています。また低学年の下校時刻になっています。十  分注意してください。では、スタート。

校門を出て50mほどいったところに、ちいさな交差点がある。あまり車は通らない道なのだが、たまたま2台の車が来ていた。子ども達を見ていたら、介助する子が車を運転する方に「先にいってください」と、手で合図を送っていた。車を運転する方は、逆に子ども達に先に行くように、手で合図をしていた。コースの歩道には、街路樹が植えてあったり、バイクが止まっていたりと、何かとものがある。数人それらにぶつかった子がいたようである。(ぶつかったといっても、ほんの少しであるが)低学年の下校時刻と重なったため、子ども達は、低学年の子をよけながら歩くことになった。普段はあまり人通りの多くない道なので、ちょうどよかった。低学年の子も、「何やってるの?」としきりに尋ねてきた。欠席の子がいた関係で3人組があり、全員が終わったのは、授業が終わる10分前であった。教室で感想を書かせる予定であったが、その時間がなかったので、「怖かった人」とだけ聞いた。ほぼ全員が手を挙げた。(外にいる間、一人の子が「先生もやってみなよ。本当に怖いんだから。」と、しきりに言ってきた。)一見楽しくやっているように見えたが、やはり怖いと感じていたのである。

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