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TOSSランドNo: 3524322 更新:2012年12月25日

人のからだの中を「みる」技術


X線の発見は、医療の世界に「革命」をもたらした。
人の体の中を、切ることなしに「みる」ことができるようになったのである。
レントゲン博士は、第1回ノーベル賞を受賞する。
次の革命的な変化は、X線CTの発明である。
X線撮影機とコンピュータを組み合わせたもので、体の断面図を撮影できるようになった。
発明者のハンスフィールドは、やはりノーベル賞を受賞している。
現在では、CTがさらに進化し、立体画像(3D)が撮影できるまでになっている。
さらには、4Dの世界に突入している。
立体表示された臓器の動画表示ができるようになっているのである。
日本の放射線医学総合研究所が世界で初めて成功した。
X線を利用した医療機器は、日進月歩の勢いで進化している。
この授業では、X線の発見から4Dまでの医療機器の進化を外観すると共に、高橋信次博士の業績を取りあげる。
博士は、世界で初めて人体の輪切り画像の撮影に成功した一人である。
X線CT発明の20年以上前のことであった。

発問1:

江戸時代の医者、山脇東洋。
日本で初めて人間の体の中を見た医者です。
どうやってみたのだと思いますか。

説明1:

当時、体の中を見る方法は、解剖しかありませんでした。
現在では、様々な方法があります。
例えば、超音波。内視鏡。X線。

発問2:

この中で、最も古くからある方法はどれだと思いますか。

挙手させる。

説明2:

X線です。放射線の仲間です。
100年前に、レントゲン博士が発見しました。
X線撮影機は、X線を人間の体にあて、それをフィルムに焼き付けます。
そうして撮影した写真がこれです。

発問3:

体のどの部分ですか。

頭部、胸部、腹部のX線写真を提示する。

説明3:

病気やけがの具合を調べる方法として、広く使われるようになりました。

説明4:

X線撮影機はさらに進化します。
1972年、ハンスフィールド博士がX線CTを発明します。
コンピュータを使った撮影機です。こんな写真が撮れるようになりました。

発問4:

体のどの部分ですか。

頭部、胸部、腹部の断面写真を提示していく。
X線CTによって撮影された写真と、通常の撮影機(いわゆるレントゲン)による写真を比較する。

発問5:

X線CTによって、どんな写真が撮れるようになったと言えますか。

説明5:

輪切り画像がとれるようになったんですね。
これまで以上に病気を見つけやすくなりました。
博士は、この功績からノーベル賞を受賞します。

説明6:

輪切り画像がとれるようになったんですね。
これまで以上に病気を見つけやすくなりました。
博士は、この功績からノーベル賞を受賞します。

発問6:

撮影に成功したのは、ハンスフィールドの発明よりも、前のことだと思いますか。
それとも、後のことだと思いますか。

高橋教授撮影の輪切り画像を提示する。

説明7:

ハンスフィールドの発明よりも、さらに20年以上前に撮影に成功していました。
当時は、戦争が終わってすぐのことでした。
十分な機材はありませんでした。
実験装置は、町工場で自分たちの手作りで作られました。
停電に悩まされながらの作業でした。
博士は、世界で初めて、輪切り画像の撮影に成功していた一人だったのです。

説明8:

現在のX線撮影機は、立体画像が撮れるようになっています。

発問7:

では、次の世代、どんな撮影ができるようになっていると思いますか。

説明9:

日本の放射線医学総合研究所が、世界で初めて立体の動画撮影に成功しました。
X線の発見により、体の中を見る技術は、どんどん進化しています。
私たちの体の健康を保つために欠かせないものになっているのです。

<参考文献>
『X線CTの先駆者 高橋信次』医療科学新書社 岡田光治著


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