平成21年度移行措置補助教材「量の単位」は子どもたちにとって非常に難しい。
とりわけ、「単位間の関係」、つまり単位の換算は非常に困難である。
<単位換算シート>を使えば、どの子も簡単に単位換算をすることができる。
紹介したどの先生からも好評を得ている超お勧めのシートである。<広島ML推薦>
説明1:
「単位換算シート」の使い方 「長さ」の場合 下の図は5問解いたもの
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指示1:
cmの下に「1」と書きなさい。
mmの下に「0」と書きなさい。(「0」は、赤鉛筆で書かせてもよい。)
発問1:
1cmは、何mmですか。
説明2:
答えは、一目瞭然である。
「もとになるものを鉛筆で書く。単位換算したものを赤鉛筆で書く。」という方法もある。
この方が子どもには分かりやすいと思う。
子どもの実態によって、よりよい方法を選ぶとよい。
指示2:
mの下に「1」と書きなさい。
発問2:
1mは何cmですか。(続けて、1mは、何mmですか。)
説明3:
ここまですれば使い方はほぼ分かってくる。
4段目が盛り上がる。
指示3:
「800m」を書きなさい。
発問3:
800mは、何kmですか。
説明4:
kmの枠に「0」、縦線上に「小数点」を打たせる。答えが、「0.8km」になることが一目でわかる。
この場合も、「800m」は鉛筆で、「0と小数点」は赤鉛筆で書かせてもよい。
ここで子どもたちから歓声が上がるはずである。
「わ~、すごい。」「これ使ったら簡単じゃー。」「先生、天才!」
しかし、驚くのはこれからである。
ここまでの問題ならば、このシートを使わなくても大半の子はできるはずである。
圧巻は、「面積」「体積」なのである。
図に書いて解かせる方法と合わせて、是非、このシートを活用していただきたい。
子どもに感謝されること間違いなしである。
使用上の留意点
(1)シートは、ワードで作成しています。一面全てを「長さ」だけで構成することも可能です。クラスの実態に合わせて修正してください。
(2)テストの時にも使わせた方がいいと思います。(九九の苦手な子に「九九表」を持たせるのと同じです。)
(3)この「単位換算シート」はネーミングを工夫して使うとなおいいです。私は「スーパー高橋君」と名付けています。
(4)このシートは、最初から使わせないほうがいいです。図に書いて解かせる方法の後で、「答え合わせに使えるもの」という形で紹介するといいです。
(5)このシートの使い方は、様々あると思います。よい活用法があればお知らせください。
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