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TOSSランドNo: 3300006 更新:2012年11月07日

全校指導の話は結転承起で考える


 全校朝会で体育主任として、急に話をする機会が与えられた。
  
  話を終えた後、他の先生から次のような感想をいただいた。

 「先生の話はとってもよくわかりました。私も子どもになったようで、いっしょに手を挙げそうになりました。」

  突然、全校児童の前で話をしなくてはならない時は、次のように思考すればよい。

起承転結の逆から考えていく。

 
  話の展開の仕方として、起承転結がよく知られている。この「結」の部分から考えていくとよい。

  具体的に言えば、次のように思考する。

1 伝えたいことを一言で言う。(結)
2 具体例(エピソード)を考える。(転)
3 趣意説明を考える。(承)
4 導入を考える。(起)

   以下、実践をもとに示す。

1 「結」伝えたいことを一言で言う。

  子どもたちに伝えたいことは次のことである。

  体育の道具(ソフトボール・一輪車等)を使った後は、後片づけをする。

   これを「結」すなわち話のまとめで端的に言うこととなる。

2 「転」具体例(エピソード)を考える。
  
   結論がはっきりした後は、どうしてそれを言うようになったか具体例(エピソード)を考える。

  今回は、次のことであった。

  体育倉庫の一輪車とソフトボールの道具の後片づけが悪いこと。

   これが「転」になる。

3 「承」趣意説明を考える。

  次に、どうして後片づけをしなくてはいけないかを考える。私は次のように考えた。

  次に使う人が使いやすいようにするため。

  これが「承」になる。

4 「起」導入を考える。

  後は、導入とまとめをどうするかである。

  まず、導入について考えた。
 
  1 どうして後片づけをするのですか。(導入)
  2 ところで一輪車を隠す人がいます。困る人は誰ですか。
  3 まとめ

  このように導入するのでは、芸がない。子どもたちを話に引きつけるためには、弱いと思った。

  そこで、モノを用意することにした。私の用意したモノは「ソフトボールのバット」である。

  モノから、キーワードを子どもから引き出す。

  今回のキーワードは「後片づけ」である。

5 話の展開を組み立てる。

  私の考えた話の組み立ての骨格は次のようなものである。

 1 ソフトボールのバットを示し、使った後にすることを問う。

発問 ソフトボールのバットを使った後に、何をしなくてはいけませんか。

    ・後片づけ

 2 どうして後片づけが必要なのか問う。

発問 どうして後片づけをしなくてはいけないのでしょうか。

  
   ・次に使う人が使いやすいようにするため。

 3 一輪車を仕舞うときに隠す人がいることを伝え、隠すことで、困る人はだれかを問う。

発問 隠すことで、困る人はだれですか。

   ・次に使う人

 4 子どもたちに伝えたいことを一言で言う。

  ・次に使う人が使いやすいように仕舞いましょう。

6 実際にどのように話したか

  以下、話を再現する。

(バットを示して)これはソフトボールのバットです。

みんなはお昼休み等に、ソフトボールや一輪車で遊んでいますが、道具を使った

後にすることがあります。さて、何をしないといけないのでしょうか。

(挙手多数。数名指名して発表させた)

 そうですね。倉庫をきれいにしなくちゃいけません。先生は、このように

思います。

後片づけは、次に使う人が使いやすいようにするためです。次に使う人が、一輪車で遊びたいなと思ったら、

すぐに一輪車が使えるように。ソフトボールがしたいなと思ったら、すぐにソフトボールができるようにです。

図書室の本も元にあった場所に返すでしょ。次に読む人がすぐに読みたい本を探せるようにするためです。

 ところで、体育倉庫にある一輪車のことです。一輪車を使った後に、じぶんだけわかるように秘密の隠し場所

に仕舞う人がいるようです。気持ちはわかりますが、隠すことで、困る人がいます。さて、誰でしょうか。

(多数挙手。低学年の男の子に指名して、発表させた)

その通り。次に使おうと思っている人が困ります。次に使う人が体育倉庫に行っても使えません。

 これから体育の道具を使って、仕舞う時には、次に使う人がすぐに使えるように、どこにどのように仕舞った

ら次に使う人が使いやすいかなって考えて、思いやりをもって仕舞いましょう。

先生の話はこれで終わりです。


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