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TOSSランドNo: 5213028 更新:2012年12月15日

百人一首で修辞法を教える1・掛詞


4時間で修辞法を教える。
1時間目 掛詞【本時】
2時間目 序詞
3時間目 縁語
4時間目 本歌取り

まずは掛詞の例示である。
教科書から「山里は冬ぞさびしさまさりける人目も草もかれぬと思へば」をノートに書かせる。
「人目も草もかれぬ」以外の部分は訳しておく。

指示1:

「人目も草もかれぬ」を訳してごらん。

副教材として使用している単語集にそのままの用例があったので,参照させた。
「人目も離れ、草も枯れてしまった」が正解。

板書 かれ=枯れ・離れ

説明1:

このように,一つの語に二つの意味を持たせる修辞を「掛詞」と言います。

説明だけしても分かるものではない。大切なのは,生徒自身で掛詞を発見する力をつけることだ。それには,例を複数取り上げ,いろいろなパターンに触れさせるのが良い。
生徒の覚えている百人一首の中から,易しい順に練習問題を出す。
この授業展開は,続く「2序詞」「3縁語」でも同様である。

先生問題1
「これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬもあふ坂の関」

ノートに歌ごと写させると解答に時間がかかってしまうので,「ノートには写さなくて良いです。」と告げた。

発問1:

「あふ」は掛詞です。何という意味と、何という意味ですか。漢字で記しなさい。

できた生徒に板書させる。正解は「あふ=逢(坂)・会ふ」である。※違いを明確に出すため,「逢ふ」を常用漢字で表記した。

先生問題2
「大江山いくのの道の遠ければまだふみも見ず天の橋立」

後半「まだふみも見ず」だけ提示した。

発問2:

掛詞はどの言葉ですか。先ほどと同じ形で答えます。(ふみ=踏み・文)

段階的にヒントを出していく。

ふみ=☐み・☐
を示したところで正解者が多くなった。

説明2:

作者・小式部内侍はある日,藤原定頼にからかわれます。
「今度,歌会がありますね。どうせお母さんに代筆してもらうのでしょう。」
作者のお母さんは,歌詠みで有名な和泉式部でした。「天の橋立」がある丹後の国にいたのです。

だから,その場でこの歌を詠んで,「天の橋立に踏み入れてもいませんし、母からの手紙も見ておりません。」
と主張し,代筆などしてもらわないということを,事実で示したのでした。
歌を詠まれたらその場で返すのが当時のマナーでしたが,からかった相手・藤原定頼は歌を返さずに逃げ出したということです。


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