TOSSランド

コンテンツ登録数
(2017/04/28 現在)

21395
TOSS子どもランド TOSSオリジナル教材 TOSS動画ランド TOSSメディア TOSS-SNS TOSS公式(オフィシャル)サイト
TOSS子どもランド
TOSSランドアーカイブ
TOSSランドNo: 8989504 更新:2017年03月09日

「流氷と私たちの暮らし」で要約指導(2012)


1 音読

指示1:

先生が通して1回読みます。読めない漢字は読み仮名を書きなさい。

指示2:

形式段落に番号をつけなさい。(全部で18段落)

音読練習。1段落から4段落まで。
追い読み、交替読み、各自読みで練習する。

説明1:

音読テストをします。1段落から4段落まで、丸読みです。
声の大きさ、正確さで判定します。

1人ずつリレー読み。「合格」「不合格」で判定する。
不合格の生徒は立ったまま待つ。
1周したら不合格の生徒に再挑戦させる。

2 中心段落

指示3:

1段落から4段落まで、1回読んだら座りなさい。全員起立。

発問1:

1段落から4段落までの中で、中心段落はどれですか。ノートに段落番号を書きなさい。

挙手で確認。
4段落がほとんど。2段落が数名。
4段落の生徒は「流氷は私たちの暮らしとも深くつながっている」というところが、この後の文章全体につながっているから、と言う。
4段落であることを押さえる。

発問2:

4段落の中で特に中心となる一文はどれですか。線を引きなさい。

全員が「流氷は私たちの暮らしとも深くつながっている」を選ぶ。

発問3:

この文章全体の中心段落はどれですか。ノートに書きなさい。

17段落と18段落に分かれる。
それぞれ簡単に理由を聞く。
 17段落…流氷の話のまとめになっているから
 18段落…筆者の主張が書かれているから
どちらも認め、17・18段落が文章全体のまとめになっていることを押さえる。

3 文章構成

指示4:

通して1回音読します。読み終わったら語句調べをしておきます。全員起立。

語句調べは、意味の難しい言葉をノートに書き出していく。
「誰かに意味を聞かれた時に、うまく説明できない言葉です」と説明する。
全員読み終わってからしばらく語句調べの時間をとる。

発問4:

17段落と18段落の中心となる一文は、それぞれどこですか。線を引きなさい。

 17段落…「流氷が私たちの生活に…」と「流氷の減少は…」に分かれる
ここは深入りせずに、どちらでも可とする。
 18段落…「身近な自然をしっかりと観察し…」が多い

説明2:

1段落から4段落の中心部分は、「流氷は私たちの暮らしとも深くつながっている。」でした。これから述べる話の前置きになっているので、「序論」と言います。
5段落から16段落までで、流氷についていろいろなことが書かれています。この文章の中身の部分なので「本論」と言います。
17段落と18段落で流氷の話をまとめて、筆者の主張が書かれています。最後のまとめなので「結論」と言います。

P168の「学習の窓」で、「序論」「本論」「結論」という言葉を簡単に確認する。

説明3:

本論には流氷についていろいろ書かれていますが、とても長いです。
そこで、知らない人にも分かりやすく、短くまとめてみます。

「みなさんは今日から〈流氷を守る会〉の会員です。多くの人に、流氷について知ってもらうためのリーフレットを作ります。リーフレットには短い言葉でまとめた説明を載せるのです。」などと動機付けをする。

4 要約

指示5:

5段落を音読します。立って1回、座って1回読みなさい。

説明4:

5段落で、短くまとめる練習をします。短くまとめることを要約と言います。

指示6:

5段落の中で、一番大事な一文に線を引きなさい。

「この両者の循環は…」であることを押さえる。

発問5:

「この両者」とはなんのことですか。(大気と海洋)

指示7:

この段落の要点、つまり線を引いた文を、20字以内で短くまとめて書きなさい。

以前に「桃太郎の要約」を経験しているクラスなので、同じ要領で進めていく。
・ノートに書く。
・教師に見せる。
・黒板に書く。
・教師が採点する。
・満点の答えを写す。
という流れで進める。

5段落の要約
「大気と海洋の循環のかぎを握る流氷。」(17字)

5 要約

6段落と7段落前半は、熱帯と極地の温度差によって発生する大気の循環について述べている。
7段落後半と8段落は、極地の寒さを強めている流氷の働きについて述べている。
そこで、7段落の途中で区切って要約していく。

指示8:

6段落から、7段落の「…当然である。」まで音読しなさい。

指示9:

今読んだところで一番大事な一文に線を引きなさい。(「このように…大気の大循環が生まれる。」)

指示10:

線を引いた部分を20字以内にまとめて書きなさい。

前回と同様の流れで進める。

6段落と7段落前半の要約
「熱帯と極地の温度差で生まれる大気の大循環」(20字)

指示11:

7段落の「しかし、…」から8段落の終わりまで音読しなさい。

指示12:

今読んだところで一番大事な一文に線を引きなさい。(「つまり、流氷は、…いるのである。」)

指示13:

線を引いた部分を20字以内にまとめて書きなさい。

7段落後半と8段落の要約
「様々な効果で極地の寒さを強めている流氷」(20字)

6 要約

指示14:

9段落を音読しなさい。

すでに何度か要約をしてきたので、ここからは「大事な一文に線引き」というステップを外し、いきなり要約に入る。

指示15:

9段落を20字以内で要約しなさい。

9段落の要約
「地球の気候を穏やかにする海洋の大循環。」(19字)

さらに上のレベルの要約として、
「気候を穏やかにする海洋の循環を生む流氷。」(20字)
も紹介する。

説明5:

10段落に書かれていることは5段落とほぼ同じなので、ここは扱いません。

指示16:

11段落、12段落を音読しなさい。
読み終わったら20字以内で要約を書きなさい。

11段落と12段落の要約
「豊かな海をつくる働きがある流氷。」(16字)
または、
「人類や海の生物に重要な役割を果たす流氷。」(20字)

7 要約

指示17:

13段落から16段落を音読しなさい。
読み終わったら20字以内で要約を書きなさい。

13段落から16段落の要約
「異常気象を起こすおそれのある流氷の減少。」(20字)
または、
「生態系を破壊するおそれのある流氷の減少。」(20字)

8 リーフレット作り

説明6:

今まで書いてきた要約文を利用して、流氷に関するリーフレットを作ります。
流氷のことをよく知らない人に、流氷のことを知ってもらえるようなものを作りましょう。

教師が作った見本を配る。
A4サイズの用紙を横にして、横書きで書いたものである。

説明7:

書き方は基本的に自由です。
・タイトルは「流氷と私たちの暮らし」
・サブタイトルは自由に考える
・要約文を見出しにして、3つぐらいの項目を書く
・項目は、見出し+イラスト(図表)+補足説明で書く
・「流氷を守る会 会員No.○○ △△△△」と名前を入れる
以上のことに気をつけて書きます。

使用するイラスト(図表)は、教科書・ワーク(問題集)・国語便覧(資料集)に載っている資料をコピーして切り貼りし、B4用紙1枚にまとめて印刷したものを配った。生徒はその中から好きなものを選んで使う。

指示18:

この時間に下書きを完成します。
次の時間に清書を完成します。

9 リーフレット作り

リーフレット作成の続き。
完成した生徒から提出させ、黒板に掲示すると、まだ途中の生徒の参考になる。

S-001
S-002

完成作品の中から、何名分かを印刷して次の時間に紹介した。

『中学国語「向山型」光村教科書・全発問指示』で授業を変える!
3学年分すべての主要単元を網羅した指導案集です。
ご希望の方は以下のページからお申し込みください。
https://ws.formzu.net/fgen/S35524123/


0回すごい!ボタンが押されました

コメント

※コメントを書き込むためには、ログインをお願いします。
New TOSSランド