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TOSSランドNo: 3046975 更新:2017年03月09日

『少年の日の思い出』で評論文を書く(2011)


音読

指示1:

座ったまま1回読みなさい。読めない字は辞書を引くか、先生に聞きなさい。

説明1:

音読テストをします。評価基準は次の通りです。

板書
①大きさ
②速さ
③正確さ

説明2:

総合的に判断して、ABCで評価します。Bは合格。Aはとっても上手。Cはもうちょっとがんばれ。
出席順にいきます。4行~5行ぐらいずつ読んでもらいます。ストップと言うまで読みなさい。

出席順に立たせて読ませ、評価していく。
AとBが半々ぐらい、Cが数名という感じである。
BとCの人も、今度また挑戦するために家で音読練習をさせておく。

音読再テスト

指示2:

前回、BかCだった人は再挑戦できます。やりたい人は立ちなさい。

作品の構造

発問1:

1行目に「客は」とあります。この「客」とは、少年時代の思い出話の中で言うと誰ですか。

説明3:

この物語はこのような構造になっています。

板書
 現在(大人)
  ↓
 過去(少年時代)

発問2:

そして、最後にまた「過去」の話から「現在」の場面に戻っているのですか?

「戻っていない」ことを確認する。

板書
 現在(大人)
  ↓
 過去(少年時代)
  ↓
×現在(大人)

このような構造が『大造じいさんとがん』と同じであることを簡単に説明する。
また、『わらぐつの中の神様』は、最後に「現在」に戻ってくることも確認する。

主発問

発問3:

「僕」はちょうが好きなのですか。好きではないのですか。

板書
「僕」はちょうが好きだと言える。/言えない。
なぜなら、P○L○に「………」と書いてある。
これは………

説明4:

まず、自分の立場を決めて書きます。次に、その根拠を引用して書きます。そして、その部分について自分の意見・解釈を書きます。

指示3:

「僕」ちょうが好きなのか、そうでないのかについて、意見を発表してもらいます。
机を教室の内側に向けなさい。
友だちの発表を、ノートにメモしながら聞きなさい。

指名なし発表を開始する。
最初の1人が発表し終わったら、すかさず「今の意見、メモした人?」と確認する。
手を挙げた生徒をほめる。
2人目が発表し終わったら、メモの仕方の例を教える。

説明5:

今の○○君は、「僕」はちょうが好きだという意見でした。だから○を書きます。根拠としてP156・L15の「ひどく心を打ち込んでしまい」という部分を挙げていました。それも分かるように、キーワードでメモしておきます。
あとで、どんな意見が出たのかをまとめて書いてもらいます。しっかりメモしておきなさい。

あとは、3~5人目ぐらいまで、メモの例を黙って板書していく。

指示4:

今日の発表を聞いて、どんな意見が出たかを文章にまとめて書いてきなさい。友だちの意見に対して、疑問や反論や賛成意見などがあったら、それも書いておきます。

説明6:

今日は「エーミールはちょうが好きなのか」ということを考えます。

指示5:

P159・L1の「あるとき」から最後まで読みます。全員起立。読み終わったら座ります。

発問4:

エーミールはちょうが好きなのか、そうではないのか。ノートに意見を書きなさい。

板書
エーミールはちょうが好きだと言える。/言えない。
(引用)
(意見・解釈)

説明7:

書き方は前と同じです。立場を決めて、根拠を引用して、それについての解釈を書きます。

「意見を長く書くには、次のような言葉をうまく使うと良いです」と言って板書する。
・つまり…
・…ということは
・たしかに…しかし…
・もし…なら…
・たとえば…
・なぜなら…
・あるいは…

時間いっぱい書かせる。

指示6:

エーミールはちょうが好きなのか、そうでないのかについて、意見を発表してもらいます。
机を教室の内側に向けなさい。
友だちの発表を、ノートにメモしながら聞きなさい。

指名なし発表。
前回同様、メモしているかどうかを時々確認する。

指示7:

今日、出た意見をまとめておきなさい。それに対する自分の意見も書いておきなさい。

指示8:

今日は「『僕』は自分の行為を悪いと思っているのか」ということを考えます。それを頭の中において、1回通して読みなさい。目標は10分です。全員起立。

早い生徒で約10分。
12~13分でほぼ全員が読み終わる。
時間差が大きくなるので、数名が残っている時点で終了する。

説明8:

「自分の行為」というのは、「僕」がエーミールの部屋を訪ねて行ってから、部屋を出るまでの行動のことです。
つまり、「エーミールがこの不思議なちょうをもっているということを聞くと…」~「…僕はどんな持ち物でも楽しみでも、喜んで投げ出したろう。」までです。

板書
「僕」は自分の行為を悪いと思っている。/思っていない。
なぜなら、P○L○に「…………」と書いてある。
これは…………

指示9:

「『僕』は自分の行為を悪いと思っているのか」という問題について討論をします。机を内側に向けなさい。

挙手で人数を確認する。
「悪いと思っている」が大多数。
「悪いと思っていない」が数名。

指示10:

友だちの発表を聞きながら、意見をメモしていきなさい。メモしながら、質問や反論、賛成意見を思いついたら、その場で言ってもいいです。

残り10分ほどで討論を終了し、メモした意見を文章で記録しておくように言う。
続きは宿題にする。

「象徴」について

指示11:

ノートに「象徴」と書きなさい。
書けたら辞書を調べなさい。
見つかったら、みんなに聞こえるように意味を言います。

板書
象徴=形のない考えや感情を、具体的な物で表すこと。

ハトは平和の象徴であることや、日の丸の旗を燃やすことなどを例に説明する。

説明9:

それをふまえて、今日は「『僕』にとってちょうは何を象徴しているのか」という問題を考えます。

これまで同様にノートに意見を書かせる。
大半の生徒が悩んでいた。
7~8分後、書けた生徒に「何の象徴か」を発表させた。
・幼年時代の思い出
・熱情
・努力
・「僕」の気持ち
などが出た。
これらを参考に書かせる。

教師の考えとして「子どもだけに許された世界」という意見を紹介した。
残り10分で、

指示12:

全員起立。書けたところまででいいので、発表します。

座った生徒は続きを書くように指示する。
時間いっぱいで終了。続きは宿題にする。

プリントを配る。
原稿用紙に見本を書いたものである。

 『少年の日の思い出』評論文
         一年○組 ○○ ○○
  目次
 Ⅰ 「僕」はちょうが好きなのか。
 Ⅱ エーミールはちょうが好きなのか。
 Ⅲ 「僕」は自分の行為を悪いと思ってい
   るのか。
 Ⅳ 「僕」にとってちょうは何を象徴して
   いるのか。
 Ⅴ 感想

 Ⅰ 「僕」はちょうが好きなのか。(←枠囲み)
 まず、「僕」はちょうが好きなのか、とい
う問題について考える。
 私は……

見本を元に、書き方を説明する。
・見出しは枠で囲むこと。
・1枚ごとに番号を打つこと。
・適度に改行すること。(1枚に3~4回が目安。)
・引用は「 」でくくること。P○L○を明記すること。
・引用は省略せず、正確に書くこと。
・濃い字で丁寧に書くこと。

「要するに、読む人のことを考えて、読みやすいように書くのです」と言って、今までノートに書きためてきた意見を清書させていく。
質問を受け付けながら、時間いっぱい書かせる。
続きは家で進めていくこと、締め切りは1週間後、原稿用紙は教室に置いておくので各自で必要な分を持っていくことを伝えて終了。
授業は2クラスで行い、どちらも1人平均8枚以上書けた。
最も多い生徒が18枚、最も少ない生徒が5枚であった。

Hyoron

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