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TOSSランドNo: 9385647 更新:2016年09月19日

『舞姫』(森鴎外)第2時


範読の後、一人ずつ読ませる。

指示1:

一人一文ずつ読んでもらいます。設定が分かる部分に線を引きながら聞きます。

指示2:

「余」についてわかることをノートに箇条書きします。

少し経ったら例を出す。「太田豊太郎という名前である。」など。
その他で出たのは

(1)父と早くに死別している。
(2)頭がいい。(一級の首、などから)
(3)法律を学ぼうとしている。

補足が必要な事柄は、この後発問で補う。

発問1:

何時代ですか。(明治時代)

後を読めば、「明治二十一年の冬は来にけり。」とあるのだが、「旧藩の学館」などからこの場面でも判断がつく。

発問2:

職業は何ですか。(国家公務員。官僚。)

「某省に出仕」していることから分かる。

発問3:

豊太郎の頭の良さが最も良く分かる部分はどこですか。

指示3:

探せたら、線を引いて持っていらっしゃい。

「喜ばしきは、我がふるさとにて、独逸、仏蘭西の語を学びしことなり。彼らは初めて余を見し時、いづくにていつの間にかくは学び得つると問はぬことなかりき。」
つまり、この時代にあって、ドイツ語・フランス語を自力で学び、現地で通じるくらいにマスターしているのである。

発問4:

どのような誓いを立てていますか。現代語で書きます。(美しい景色にいたずらに心を動かすまい、という誓い。)

「あだなる美観に心をば動かさじ」をもとにする。

ここは時間があれば、教室全体に投げかけてみる。
「別にいいよね、せっかくヨーロッパに来たのだから、美しい景色に感動したって。先生の意見に賛成の人?いやちょっとおかしいかなと思う人?」
と問い、近くで相談させる。

当時の日本人にとってドイツの街並みは珍しかったはずで、実際そのような描写が続くが、
「洋行して一課の事務を取り調べよとの命を受け」て視察に来たという使命を忘れていないことと関連している。
つまり、この時点での豊太郎は、国や家の都合を優先する言わば封建時代の人間であって、それがこの後の場面で変わっていく。


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