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TOSSランドNo: 1211223 更新:2012年12月13日

台上前転のつまずきをこう治療する


1.症状

まっすぐに回れず,跳び箱から落ちる

台上前転のつまずきで,最も多いと思われる症状がこれである。まっすぐに回転できずに,跳び箱の脇に落ちてしまうのである。
まっすぐに前転できない原因は大きく2つ考えられる。

1つ目の原因は,腕力が弱く,両腕で均等に体を支えることができないということである。
2つ目は,マットに頭頂部をつけて回っているということである。

頭頂部で逆さになった体を支えようとするので,回転の方向が変わってしまい,左右に倒れてしまうのである。このようなことをしていると,首を痛めることにもなりかねない。

2. できるためのポイント
マット上でまっすぐに前転できることは,台上前転に取り組むまでにクリアしておかなければならない過程である。
マットでの前転がまっすぐにできないのに,台上での前転でまっすぐに回れるはずがない。
まっすぐ回るためのポイントは,

頭をつけないように前転する 

ことである。

3. できるようになるための指導
両腕で体重を支えられないという原因に対しては,準備運動などの中に腕支持感覚を身に付けさせる運動を取り入れていくことで対処する。
このような基礎感覚はすぐに身につくものではないので,学年初めから継続的に指導していく必要がある。
具体的な内容としては,

・足打ち跳び
・かえる倒立
・壁倒立
・手押し車
・うさぎ跳び
・平均台を使って腕支持をしながらのドンジャンケン 

などがある。
頭頂部をつけて回っている子には,次のように指導する。

発問1:

手を着いたあと,頭のどこをつけるようにするとうまく回れますか。
A:頭のてっぺん
B:頭の後ろ(後頭部)
C:頭は着けない
実際にやってみて確認しなさい。 

正解はCであることを伝え,練習させる。
Bという答えも間違いというわけではない。しかし,後頭部をつけるということを意識しながら前転をするのは,なかなか難しい。後頭部で体を支えるというのは困難である。頭で支えようと意識しすぎると,安定せず,結局左右に曲がってしまうのである。
したがって,

指示1:

頭をつけないで回りなさい。

という指示が有効である。
後頭部をつけて回るのではなく,結果として後頭部がかすかに触れるという程度である。後頭部がついてはいけないというわけではない。
この指示によって,両腕の間に頭が入り,なめらかに回れるようになる。
また,この指示だけだと倒立のような状態になってしまう子もいる。そこで視点を意識させる。

指示2:

自分のへそを見て回りなさい。  

視点をへそに置くことで自然と頭を丸めることになる。

マット運動の段階から,頭をつけないで回るということを徹底しておくことが,台上前転への近道である。


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